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森保監督に疑問も…「FC東京・長友佑都は必要」と日本代表スポンサー思うワケ

長友佑都 写真:Getty Images

 サッカー日本代表「森保ジャパン」は、11月に行われるFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選で、インドネシア代表や中国代表と対戦。2試合に向けての招集メンバーについては、DFチェイス・アンリ(VfBシュツットガルト)、DF渡辺剛(KAAヘント)の招集外、DF長友佑都(FC東京)の選出など、森保一監督の選考基準などを巡り様々な意見が湧き起こっている。ただ日本代表のスポンサーや一部のサッカー関係者からは、長友の招集に理解を示す声も挙がっている。

 W杯4大会連続参戦という偉業を成し遂げた長友は、2022年のカタールW杯を終えた後に一度代表戦から遠ざかっていたものの、2024年3月の北朝鮮戦で再びメンバー入り。北中米大会アジア最終予選でも招集されているが、ここまで全試合でベンチ外。所属先のFC東京でレギュラーに定着しているとは言えないだけに、一部からは同選手の招集や森保監督に対する疑問が相次いでいる。

 2024年11月放送のサッカー番組『サカろう』(テレビ静岡)では、ホテル業界大手『アパグループ』の社長兼最高経営責任者(CEO)を務める元谷一志氏ら出演者が、日本代表のメンバー選考について議論。

 元谷氏は、経営者という立場から「結果は出すけれど協調性がない人をどう評価するか。能力の高い選手が増えてきたことは素晴らしいが、最後どのように一枚岩のチームにするのかということが、チームの強化になる。結果として、部分最適ではなくて全体最適。サッカーでも経営でも全体最適を考える」と述べている。

 また話題が長友の招集に及ぶと、元Jリーガーの林陵平氏は「森保監督が招集したいという思いを持たせるだけのものがないと、メンバーに入らないと思う。ピッチ内も大事だが、ピッチ外での振る舞いも森保監督は求めているかなと思う」と私見を披露。

 これに元谷氏は「本当に全体最適の隠し味みたいなもの。隠し味は分からないけど、全体最適で味を整える上で必要な存在」と、同選手のメンバー入りに理解を示すと、林氏は「あいつは塩、コショウ、ケチャップ、何でもなれる」と例えた。

 JFAナショナルチームパートナーとして2023年3月から2026年12月までの複数年契約を結び、日本代表の全面バックアップを約束している元谷氏。長友の招集も含めて、森保監督のメンバー選考を肯定的に捉えているようだ。