日本代表DF長友佑都ら擁する明治安田J1リーグ所属のFC東京は、ポルトガル1部ベンフィカとパートナーシップ契約を締結した模様。現地メディアが報じている一方、ベンフィカ公式サイトで異変が起こったようだ。
ポルトガル紙『ア・ボーラ』が11月6日に報じたところによると、両クラブは育成年代の強化を目的とした戦略的パートナーシップを締結。ベンフィカ公式サイトでは、同クラブの幹部が11月はじめに来日し、FC東京下部組織のトレーニング等を視察したことや、両クラブ幹部による面会の様子が紹介されていた。
しかし日本時間11月6日深夜の時点で、パートナーシップ契約締結を伝えるページが削除。しかし『ア・ボーラ』では、「FC東京には歴史があり、野心とビジョンを兼ね備えている。トレーニング面でも優れた組織を持っている。場所は離れているが、若手選手の育成を最優先事項と考えているという点で、両クラブには多くの共通点があると思う」と、公式サイトで一時掲載されていたベンフィカ幹部のコメントも報じている。
ベンフィカの下部組織には、かつてパリ五輪U23日本代表GK小久保玲央ブライアンが在籍。柏レイソル下部組織出身の同選手は、2019年1月に同クラブへ加入も、トップチームでの出場機会はゼロ。セカンドチームでも2023/24シーズン途中に出番を失うなど、厳しい立場に置かれた一方、2024年4,5月開催のAFC U23アジアカップ兼パリ五輪予選で活躍。パリ五輪本大会開幕前にシント=トロイデンVV(STVV)へ移籍している。
なおFC東京はGK野澤大志ブランドン、鹿島アントラーズから期限付き移籍中のMF荒木遼太郎など、パリ五輪世代の有望株を擁しているほか、2024年夏にはMF松木玖生をサウサンプトンへ完全移籍により放出。Jリーグ他クラブとの比較で、若手選手のプレー時間が多いことで知られている。
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