フェイエノールト所属FW上田綺世は公式戦3試合連続ゴールも、10月27日開催のオランダ1部リーグ戦を欠場する見込み。負傷の可能性が報じられているだけに、11月のFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選2試合にむけて一抹の不安を抱える格好に。コンディション不良により日本代表へ招集されない場合、代役としてFW大橋祐紀(ブラックバーン)、FW古橋亨梧(セルティック)、FW町野修斗(ホルシュタイン・キール)らの名前が挙がる。
メキシコ代表サンティアゴ・ヒメネスの負傷離脱もあり、直近数試合でスタメン出場が続いている上田。9月22日のオランダ1部第6節NACブレダ戦で今季初ゴールをマークすると、8節トゥベンテ戦、9節イーグルス戦、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第3節ベンフィカ戦と、3試合続けてゴールネットを揺らすなど、ここにきて本領を発揮。現地メディアからの評価も上がっていたが、オランダ紙『AD』は26日に同選手のコンディション不良をリポート。27日のユトレヒト戦でベンチ外になることが濃厚だという。
怪我の程度については26日の時点で報じられていないが、重傷の可能性は排除できない。数週間の離脱となれば、11月15日の最終予選インドネシア戦に間に合わないことも考えられる。
日本代表のストライカー陣では、FW浅野拓磨(RCDマジョルカ)が右足ハムストリングの負傷により、戦線離脱中。1番手の上田も離脱となれば、FW小川航基(NECナイメヘン)の招集は必至。10月の最終予選で初選出の大橋、古橋、町野も有力候補に挙がるはずだ。
ただ森保一監督は以前から古橋を招集しない傾向に。2023年3月にはキリンチャレンジカップの代表メンバー発表会見では、同選手の招集外について「リーグのレベルや置かれている状況もあったり、いろんなことを考えての招集です」と説明していた。
その古橋が23日開催のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)アタランタ戦でスタメン落ちするなど、所属クラブでも序列低下の危機に。一方、町野は今季ここまでブンデスリーガ全8試合出場で4ゴール。直近2試合では途中出場だが、欧州5大リーグで結果を残しているだけに、古橋よりも代表招集に近いと考えられる。
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