10月24日発表のFIFAランキングで、スイス代表を抜いて15位に浮上した森保ジャパン。U16日本代表もAFC U17アジアカップ予選の初戦で勝利したが、同大会参加国の間で地力の差が試合結果に表れている。
廣山望監督率いるU16日本代表は、10月23日開催の初戦でネパールと激突。13分に先制ゴールを許したものの、FW谷大地(サガン鳥栖U18)の4ゴールなどで逆転。終わってみれば9-2と、格下相手に大差をつけて勝ち点3をつかんだ。
U17アジアカップ予選では、オーストラリアが北マリアナ諸島に19-0で勝利したほか、韓国はモルディブに13-0とこちらも10点以上の差をつけて勝ち点3を奪取。インド対ブルネイで13-0、タジキスタン対グアムで33-0、アフガニスタン対マカオで9-0。日本戦も含めた6試合の合計スコアが「96-2」となっているほか、タジキスタン代表選手のひとりがグアム戦で14ゴールを奪うなど、サッカーの国際試合では想定しづらいようなゴール数が相次いでいるだけに、海外では一部から予選開催の意義を問う声がネット上で挙がっている。
10月27日まで行われる予選では、グループ1位チームと、グループ2位チームのうち上位5チームに、2025年夏のAFC U17アジアカップ出場権が与えられるが、対戦相手に恵まれた代表チームが得失点差により本大会への切符をつかむ可能性も考えられる。
なお日本はグループFでカタール、モンゴル、ネパールと同居。26日にモンゴルと対戦するが、そのモンゴルは初戦でカタールに0-2で敗れている。U17アジアカップ、そして同年秋開催のFIFA U17ワールドカップ出場を目指す中、まずはグループ首位での予選通過を目指す。
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