日本代表・海外組 プレミアリーグ

遠藤航、パレス戦最終盤で存在感「良いインパクトを与えた」

遠藤航 写真:Getty Images

 プレミアリーグ、リバプールに所属する日本代表DF遠藤航は、現地時間10月5日に行われたプレミアリーグ第7節のクリスタル・パレス戦で、後半44分から途中出場でピッチに立った。アディショナルタイムを合わせおよそ7分間のプレーだったものの、激しいスライディングタックルでボールを奪うなど存在感を発揮し、1対0での勝利に貢献した。

 接戦を制し敵地で勝ち点3獲得となったこの日のゲーム後の会見で、リバプールのアルネ・スロット監督は遠藤の働きを絶賛している。

 「ボール扱いの上手さや、セカンドボールの奪取、わずか7分間で非常に良いインパクトを与えた」

 「チームの結束力を示すだけでなく、遠藤自身の人間性をも表している」

 さらに、現地メディア『LiverpoolWorld』も「日本代表の遠藤は、このシーズンで4度目の出場だったが、彼は見事に役割を果たしリバプールが首位を維持するのに貢献した」と評した。

 一方、この日の遠藤の活躍を伝えるトピック内では「リバプールは、MFライアン・フラーフェンベルクと競える新たなミッドフィールダーを獲得するため、遠藤を1月の移籍市場で売却する準備を進めているようだ」と、今後の去就については変わらずの言及がされている。

 2024/25シーズン、リーグ戦では2試合の途中出場にとどまっていることで、放出の可能性が常に囁かれている遠藤。チーム内の序列も今なお不利な立場に置かれていることは間違いないが、与えられたプレータイムで自身の役割を確実に果たし続けていく。