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9月のFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選で、日本代表に大敗を喫した中国代表。力の差が歴然であるとはいえ、中国の年代別代表を指導している日本人監督が、中国代表の強化が日本代表に及ぼす影響を説いている。
中国は北中米W杯アジア最終予選のグループで日本、サウジアラビア、オーストラリアといった強豪国と同居。9月5日の最終予選初戦では、前半12分にコーナーキックからMF遠藤航(リバプール)のヘディングシュートで先制を許すと、その後はMF三笘薫(ブライトン)、MF南野拓実(ASモナコ)、MF伊東純也(スタッド・ランス)、FW前田大然(セルティック)、MF久保建英(レアル・ソシエダ)にゴールを奪われて大敗。10日のサウジアラビア戦でも1-2と敗れた。
日本に大敗を喫しただけに、中国国内ではアレクサンダル・ヤンコヴィッチ監督の解任を求める声が噴出。9月19日発表のFIFAランキングで日本代表が16位まで順位を上げたことをうけて、現地メディアは「日本はアジアでダントツ」「日本は欧州でも対等に戦える」と森保ジャパンを評価する一方で、両国代表の差が縮まらないとの見解も示しているが、日本人指導者の上村健一氏は今もなお中国代表の今後に期待しているという。
同氏は現役時代にサンフレッチェ広島やロアッソ熊本などJリーグ複数クラブでプレー。引退後はカマタマーレ讃岐を率いた、2020年には中国1部の広州富力(現広州城)のコーチを務めると、翌2021年には同クラブ下部組織の監督に就任。中国での実績が認められ、2024年2月からU16中国代表の監督として活動している。
海外メディア『ムンド日報』で25日に掲載された記事によると、2024年8月開催の国際大会でU16中国代表が日本に敗れた後、上村監督は「選手自らがすすんで判断する場面が増えた」と手応えを覗かせた模様。10月にAFC U17アジアカップ予選を控えるなか、「中国代表選手は可能性を秘めている。アジアのライバルである中国が強くなれば、日本も強くなる」と私見を述べたという。
また同メディアは中国代表選手の特徴について「運動量やテクニックで高い評価を受けているが、指示待ち人間が多い。直感で判断することが少ないため、この点で改善が必要だ」と綴っている。
中国サッカー協会は現在、帰化選手の代表招集に注力。日本戦ではDFティアス・ブラウニングやFWフェルナンジーニョなど4選手がプレーしたが、若手選手の育成にフォーカスする必要もありそうだ。
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