日本代表は9月11日開催のFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選第2戦で、バーレーン代表と対戦。FW上田綺世(フェイエノールト)、MF守田英正(スポルティングCP)、FW小川航基(NECナイメヘン)のゴールで5-0と勝利したが、中国戦につづきGK鈴木彩艶(パルマ)の見せ場がほとんど無かっただけに、GK小久保玲央ブライアン(シント=トロイデンVV:STVV)の招集外に対する疑問の声が挙がっている。
森保一監督は9月開催のW杯アジア最終予選で、鈴木、大迫敬介(サンフレッチェ広島)、谷晃生(町田ゼルビア)とGK3名を招集。パリ五輪U23日本代表の正守護神である小久保は、ベンフィカからSTVV移籍直後ということもあり、メンバーに名を連ねなかった。
その9月開催の最終予選2試合では、いずれも鈴木がフル出場。5日の中国戦では7-0と圧勝したが、相手のシュートは1本だっただけに同選手の出番はほぼ無かった。そしてバーレーン戦では、13分に自らのキックミスからピンチを招いたが、中国戦と同じく守備面で鮮烈なパフォーマンスを発揮するシーンに恵まれなかった。
試合内容を踏まえると、後半途中から新戦力を試すことも可能だっただけに、ネット上では「点差ここまでついてもGK交代しないなら、GK枠1枚はA代表経験させるために小久保呼ぶべきだった」「バーレーン戦でも、小久保を招集していたら試せた」といった森保監督に対する批判が。小久保にA代表での経験を積ませる場が少なくなっている現状を危惧する意見が挙がっているほか、「鈴木彩艶を見ていると不安」「鈴木彩艶は安定感がないように感じる」というコメントも見受けられている。
小久保がA代表に招集される可能性には、日本代表OBの城彰二氏が最終予選のメンバー発表前に言及。自身のYouTubeチャンネルを通じて、「実は、JFAはもっと前に(小久保を)A代表に招集しようかという話があった。裏情報で聞くと、自チームの時(ベンフィカ在籍時)に、試合に出ていなかった。控えGKとして過ごしていた時期が長かったから、招集しないみたいな。もしかしたら、早々に招集されていたかもしれない」と、日本サッカー協会(JFA)の裏事情を明かしている。
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