オランダ1部フェイエノールト所属FW上田綺世は、9月5日開催のFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選初戦(対中国代表)でフル出場もノーゴール。オランダ国内では、同選手のパフォーマンスに対する批判が湧き起こっている。
フェイエノールトでメキシコ代表FWサンティアゴ・ヒメネスの控えに甘んじている上田。森保ジャパンでは絶対的ストライカーという立場であり、2023年9月開催の国際親善試合ドイツ戦でゴールを決めるなど、結果を残していた。
中国戦でも前線で起点となりチャンスを演出したほか、自らもシュートを放つなど、攻撃面で好パフォーマンスを発揮。しかし、フェイエノールト元監督のヴィレム・ファン・ハネヘム氏は、日本代表FWの出来に不満を抱いているという。
同氏は6日、オランダ『ウィレム&ヴェッセル・ポッドキャスト』の番組内で上田に言及。「何度も言っていることだが、7分、10分、11分しか出番がないストライカーは大変だ。ただ上田の場合は、何度か長い時間ピッチに立っているが、それでも何もない」と、同選手のパフォーマンスがプレー時間に左右されない可能性を指摘した上で、以下のように述べている。
「中国に7-0で勝ったのに、彼はゴールを決められない。フェイエノールトの時と同じようにチャンスを得ながら、同じミスを犯した。彼はボールを受けても、ターンでボールを失う。ポストプレーでもうまくいかなかった。チャンスを得た中で、半分はシュートを放ったが、残りの場面では倒れた。チームが7ゴールも決めているのにストライカーが無得点であるのは良くない」
番組では、ファン・ハネヘム氏の辛辣評価をうけて「上田はハネヘム氏からの信頼を失っているところだ」と紹介されたという。依然としてオランダ国内で評価を得られていないだけに、11日開催のバーレーン戦では結果を残したいところだ。
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