元日本代表MF岩田智輝は、8月30日にスコットランド1部セルティックからイングランド3部バーミンガム・シティへ完全移籍。一部メディアが同選手の去就について情報を発信したが、これに対して海外クラブの関係者が反発。柏レイソルからベルギー1部KVコルトレイクへ完全移籍したMF高嶺朋樹を、比較対象に挙げている。
大分トリニータ、横浜F・マリノスを経て、2023年1月に横浜FMからセルティックへ移籍した岩田。J1リーグMVP受賞者の活躍が期待されていたものの、2023/24シーズンのスコットランド1部リーグで19試合の出場にとどまるなど、レギュラー定着には至らず。MF旗手怜央やMFカラム・マグレガーらとのポジション争いで後れをとり、今季はリーグ戦で出番がなかった。
そんな岩田は、移籍ウィンドウ最終日にバーミンガムへ完全移籍しているが、一部メディアは同選手にコルトレイク移籍の可能性があったことをリポート。コルトレイクは2023/24シーズンに1部残留を果たすと、セントラルミッドフィルダーを本職とする高嶺を獲得。日本代表DF藤井陽也を買い取りオプション行使により完全獲得したほか、北海道コンサドーレ札幌からMF金子拓郎を迎え入れた。
この一部メディアの報道がネット上で反響を呼ぶなか、MLS(アメリカ・メジャーリーグサッカー)所属クラブの関係者は「つまり同ポジションで今夏コルトレイクに加入した元柏の高嶺は、岩田よりも獲得の優先順位が低かったということ」と私見を披露。
バーミンガム加入決定後、幻のコルトレイク移籍に関する情報が発信されたことについて「後から言うのは、誰にとっても得はないし加入した選手、選手関係者に失礼。情報網の自慢にしか思えない」と切り捨てた。
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