9月に行われるFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選に向けての日本代表に招集されたユニオンSG所属DF町田浩樹。以前からステップアップ移籍の可能性、日本代表MF鎌田大地所属のクリスタル・パレス、アイントラハト・フランクフルト、ボローニャからの関心が報じられていたが、今夏残留がほぼ確実だという。
町田の去就を巡っては、イタリアメディア『Quotidiano Sportivo』が8月15日にボローニャからの関心を伝えた上で、「ユニオンSGのUEFAチャンピオンズリーグ予選敗退を受けて、町田は移籍を志願した」とリポート。ボローニャの地元紙『Il Resto del Carlino』が、クリスタル・パレス、ノッティンガム・フォレストからの関心を伝えると、ドイツメディア『フースバル』もフランクフルトが町田の獲得に動く可能性を報じたが、一部ではフランクフルト移籍報道がフェイクニュースだという指摘も飛んでいた。
さらにベルギー紙『La Derniere Heure』が8月26日に伝えたところによると、町田本人はシント=トロイデンVV戦後に「今夏、次のステップへ行きたいことはハッキリしている」「移籍は簡単なことではない」などと、移籍に対する思いを明かしたという。
しかしベルギーメディア『Voetbal』は29日、町田の去就について「ユニオンSGには町田獲得のオファーが複数届いたが、移籍金のギャップが大きすぎた。ユニオンSGは少なくとも移籍金1000万ユーロ(約16億円)を求めている。彼自身も複数のオファーを拒否。金銭面の条件が良くなかった」とリポート。少なくとも2025年1月までユニオンSGに残留するとの見通しを示した。
なお、町田とユニオンSGの契約期間は2026年6月まで。ユニオンSGの主力センターバックとして活躍しているだけに、欧州5大リーグ挑戦が期待されていたが、実現までもう少し時間を要する可能性が高い。
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