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FC東京不振で謝罪も。ミクシィ社長「誤解は解いておきたい」

FC東京のゴール裏 写真:Getty Images

 FC東京は8月24日開催の明治安田J1リーグ第28節で、京都サンガに0-3と完敗。ピーター・クラモフスキー監督解任論が湧き起こり、指揮官に対する不満とも解釈可能なパリ五輪U23日本代表MF荒木遼太郎の態度に注目が集まる中、同クラブの経営権を持つ『株式会社MIXI(ミクシィ)』の木村弘毅代表取締役社長がファン・サポーターに謝罪。鹿島アントラーズの小泉文明社長との比較論にも反応している。

 FC東京はリーグ戦直近5試合で2分3敗、4試合つづけてノーゴールと不振に。川崎フロンターレ戦(多摩川クラシコ)での敗れ、東京ヴェルディ戦(東京ダービー)での引き分けた後、京都戦でも攻撃陣が機能しなかった。

 また東京V戦につづき京都戦でスタメン出場の荒木は、69分にFW小柏剛と途中交代。ベンチへ引き揚げる際、時崎悠コーチと握手せず、右手を高く上げるなど、交代に対する不満ともとれる態度を見せただけに、ネット上では「FC東京に残るか心配…」「クラモフスキー監督はなぜ荒木を下げのか分からない」といったコメントが飛び交っている。

 チーム状況が悪化の一途をたどっているだけに、木村社長は25日にXを更新。一部のファン・サポーターから批判投稿に対して、「不甲斐ない結果で申し訳ない気持ちでいっぱいです。それと、私の態度についてもご不満なのだと思います。重ねてすみません」と謝罪した上で、「FC東京の経営陣を飛び越えて、何か具体的な発言をSNSで行うわけには行きません。今シーズンはホームゲームはほぼ毎試合スタジアムに行って一ファンとしても応援しています。ですので、状況やファンサポーターの皆様の気持ちや思いについては、直接ブーイングも見させていただいているので人一倍わかってはいるつもりです」と、クラブにおける自身の立場を説明している。

 また「クラブに対する熱量」を巡る小泉氏と木村氏の比較にも反応。鹿島サポーターとみられるSNSユーザーの投稿に「四角四面なレスで申し訳ないですが、誤解はなるべく解いておきたいので」と前置きした上で、以下のように綴っている。

 「小泉さんはもちろんかける時間や熱量は違うのかもですが、まずもって、『アントラーズの社長』なので、チームについての発信可能なガバナンスレベルが私とは段違いに異なります。例えば、メルカリの社長の山田さんも小泉さんの仕事に対してSNSで直接的な発信はされないでしょうしね」

 中心選手だったMF松木玖生が退団して以降、チーム状況が芳しくないFC東京。「攻撃の形が見えない」という指摘も相次ぐなか、現場とフロントが今後どのようなアクションをとるのか注目が集まる。