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ブライトン三笘薫巡る報道批判に反応。元JFA関係者「大谷翔平のHRより…」

三笘薫 写真:Getty Images

 ブライトン所属MF三笘薫は、8月17日開催のプレミアリーグ開幕戦で1ゴールを挙げたほか、MF遠藤航所属リバプールへ移籍する可能性が浮上。MF伊東純也(スタッド・ランス)と同じく、今年9月に行われるFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選での日本代表復帰が期待される中、日本サッカー協会(JFA)の元関係者が三笘の報道内容に関する日本メディアへの批判に一石を投じた。

 今年1,2月のAFCアジアカップ参戦後、コンディション不良により一足早く2023/24シーズンを終えていた三笘。7月開催の鹿島アントラーズ戦で実戦復帰を果たすと、今季リーグ開幕戦でスタメン出場。25分、FWヤンクバ・ミンテのクロスに合わせて先制ゴールを奪うなど、チームの勝利に大きく貢献しただけに、プレミアリーグ開幕節のベストイレブンに選ばれた。

 この三笘のゴールは、『報道ステーション』(テレビ朝日系)など、地上波の番組でも報じられ反響を呼んでいるが、それでもネット上では「三笘をもっと取り上げるべき」「大谷翔平よりも扱われていない」といったコメントが見受けられている。

 こうした批判に、『株式会社ミッションスポーツ』の満田哲彦CEO(最高経営責任者)が反応。元電通本社スポーツ局オリパラ室営推部長、元JFAマーケティング担当部長という肩書きを持つ満田氏は、22日にXで「三笘の開幕戦ゴール、報道ステーションでも、大谷のホームランより前に、スポーツトップニュース扱いで、ゴールシーンを3回繰り返し、ボールを奪ってからの長いドリブルも全て放送していた。翌日の朝のニュースでも各局取り上げていた」と、一部番組で三笘が大谷よりもクローズアップされていたことを強調。

 その上で、「なのに、必ず、三笘・遠藤の活躍や移籍などのニュースを報じない、というポストが必ず拡散する。報道を見てないのである。見てないで、報じない、と必ずポストが出回る」と、スポーツ報道を巡る実情に疑問を投げかけた。