日本代表・海外組 海外日本人選手

リバプール遠藤航が「弱点埋める」セルティック岩田智輝に玉突き移籍浮上

岩田智輝 写真:Getty Images

 FW古橋亨梧ら複数の日本人選手を擁するスコットランド1部セルティックは、リバプールから日本代表MF遠藤航の獲得を狙っている模様。現地では、遠藤とポジションが被るMF岩田智輝の去就にも注目が集まっているようだ。

 英メディア『フットボール・ファンキャスト』は14日、英紙『サン』の報道内容を引用する形で「セルティック、岩田のアップグレードとなる遠藤を監視。移籍金は1500万ポンド(約28億円)」とリポート。フランス1部オリンピック・マルセイユと争奪戦を繰り広げる可能性もあわせて伝えている。

 一方、岩田については「中盤でプレーする新加入選手が多かっただけに、昨季途中で移籍してもおかしくなかった。しかし、彼にとって忍耐がカギに。昨季後半戦でブレンダン・ロジャーズ監督にとって真の選択肢となるよう懸命に努力した」と指摘。昨季スコットランド1部リーグ9試合でスタメン出場した同選手を評価している。

 ただ同時に、昨季リーグ戦でのデュエル勝率が50%、相手の攻撃を阻止するためのタックルとインターセプトが1試合平均1.2回だったことを紹介。「岩田の機動力とフィジカルは、ボールを保持していない時に弱点を露呈する」と指摘した上で、デュエルで強さを発揮する遠藤と比較。「遠藤のオールラウンドな守備とボール保持時の安定感は、ボランチで岩田以上の存在となり、弱点を埋める可能性がある」と綴っている。

 アルネ・スロット新監督のもと、中盤強化により構想外となる可能性が取りざたされている遠藤。すでにブンデスリーガ複数クラブからの関心も報じられているが、セルティック加入となれば岩田を巻き込んだ玉突き移籍に発展する可能性も考えられる。