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浦和・伊藤敦樹がヘント移籍?関係者「本人は海外挑戦希望。オファー次第」

伊藤敦樹 写真:Getty Images

 浦和レッズ所属の日本代表MF伊藤敦樹が海外移籍を望んでいる模様。DF渡辺剛所属のベルギー1部KAAヘントへ移籍する可能性が、一部で取りざたされている。

 ベルギーメディア『Voetbal』は8日、日本の一部情報筋のリポートを引用する形で「ヘントはジュリアン・デ・サールをカタール国内クラブへ放出することになるだろう。後釜として、伊藤と契約しようとしている」と報道。移籍金について「現時点で明らかではない」としつつも、「合意間近」だと交渉の進捗状況を伝えている。

 伊藤には過去にも海外移籍の可能性が報じられていた。本人は今年1月13日開催の東京オートサロン2024の浦和レッズ「URAWA FUTURE賞」授賞式に出席した際、「今オフ海外(移籍)の話はありましたか?」という質問に、「少なからずお話を貰ったりはしていました」と回答。「浦和レッズでJリーグのタイトルを獲りたい」と残留決断の理由を明かしていた。しかし同選手に近い関係者の話によると、今年5月の時点で本人は海外でのプレーを望んでいる模様。オファー次第で海外移籍実現の可能性があるという。

 伊藤は2021年に浦和のトップチームへ加入すると、プロ1年目から主力選手として活躍。2023シーズンにJリーグベストイレブンを受賞すると、今季もここまでリーグ戦全試合でスタメン出場。日本代表招集から遠ざかっているとはいえ、Jリーグ屈指のセントラルミッドフィルダーとして存在感を発揮している。

 なお浦和は今年夏の移籍期間で、元日本代表DF酒井宏樹、DFアレクサンダー・ショルツ、MF岩尾憲、MFオラ・ソルバッケンら、主力選手を相次いで放出している。ファン・サポーターから不安の声が挙がる中、伊藤の去就にも注目が集まっている。