かつてヴィッセル神戸で元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタとともにプレーしていたMFセルジ・サンペールは、2023/24シーズン限りでFCアンドラを退団。Jリーグ復帰を期待する声が挙がる中、今月1日になって新天地が決まった。
昨年7月にイニエスタとともに、神戸を離れたサンペール。2023/24シーズンは元バルセロナ所属選手のジェラール・ピケ氏がオーナーを務めるアンドラでプレーしていたが、スペイン2部リーグで12試合のスタメン出場にとどまり、今年1月以降はほぼ全試合で出番なし。クラブが3部降格という結果に終わると、先月2日に退団が正式決定していた。
そんなサンペールは、今月2日までにポーランド1部モトル・ルブリンと2025年6月までの単年契約を締結。本人はXで「僕のキャリアに新たな挑戦がやって来るよ!!モトル・ルブリンの一員になることをとても嬉しく思っている」と綴ったほか、クラブ公式インタビューでは「監督やスポーツディレクターと話した時、彼らが僕のことを信じていると感じたんだ。1部昇格に至るまでの道のりには驚いているよ。練習施設が充実しているし、スタジアムも本当に美しい」と、加入の経緯を明かしている。
モトル・ルブリンは1991/92シーズンを最後に1部の舞台から遠ざかっていたが、2022/23シーズンに2部昇格を果たすと、翌2023/24シーズンに2部で6位に。プレーオフを勝ち上がり、32年ぶりとなる1部昇格を成し遂げている。
バルセロナ下部組織出身のサンペールは、2019年3月にバルセロナとの契約を解除して神戸へ加入。来日1年目から天皇杯優勝を成し遂げるなど、2021シーズンまで主力選手として活躍。しかし、右ひざ前十字靭帯損傷により2022年3月から約1年間の戦線離脱を余儀なくされると、復帰後は出場機会に恵まれなかった。
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