大岩剛監督率いるU23日本代表は、日本時間31日未明開催のパリ五輪男子サッカー競技・グループステージ第3戦で、イスラエル代表に1-0と勝利。試合終盤にFW細谷真大(柏レイソル)がゴールを奪っただけに、シント=トロイデンVV(STVV移籍)が噂される同選手の森保ジャパン(A代表)復帰が期待されている。
マリ戦で右サイドからのドリブル突破から、MF山本理仁(STVV)の決勝ゴールを演出した細谷。イスラエル戦でも途中出場すると、FW藤尾翔太(町田ゼルビア)とのコンビで再三相手ゴールに迫り、後半終了間際にゴールネットを揺らした。
今年1,2月のAFCアジアカップを最後に、A代表への招集がない細谷。日本代表OBの田中マルクス闘莉王氏はマリ戦後、自身のYouTubeチャンネルを更新したが、同選手について「周りのサポートが遅い中でも、身体を張ってボールをキープしていた。今日非常に良い働きをしていた」と評価。ただA代表復帰の可能性については「まだまだ。FWのポジション争いで2,3歩遅れている。(パリ五輪の残り試合で)ゴールを決めない限りは、まだ絶好調から程遠いと思う」と厳しい見解を示していたが、ネット上ではイスラエル戦でのゴールにより、A代表ストライカー陣のポジション争いに再び名乗りを上げたという声も見られる。
そんな細谷の去就を巡っては、ベルギーメディア『Voetbal』が今月29日に「STVVは細谷をすぐに迎え入れたいと考えている」とリポート。これによると、STVVのクリスティアン・ラタンツィオ監督は「ゴールを背にしてプレーすることが可能で、かつ深さを求めるダイナミックなストライカーを好んでいる」と、自身が獲得を望むストライカーの理想像を語っているという。
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