日本代表・海外組 海外日本人選手

守田英正の発言が波紋「プレミア興味」スポルティング退団か。格安年俸で…

守田英正 写真:Getty Images

 日本代表MF守田英正は、以前からポルトガル1部スポルティングCPとの契約延長が取り沙汰されているが、内田篤人氏との対談で移籍の可能性を示唆。インターネット動画配信サービス『DAZN』の「内田篤人のフットボール・タイム」における発言内容が、ポルトガル国内で波紋を呼んでいる。

 同選手は川崎フロンターレ、CDサンタ・クララを経て、2022年夏にスポルティングへ完全移籍。加入1年目から中盤でレギュラーに定着すると、今季もリーグ戦29試合の出場で2ゴール4アシストを挙げるなど、リーグ優勝に大きく貢献した。

 そんな守田はDAZNで今月25日配信開始の同番組に出演。内田氏から「ずっとこのクラブにいるのか?」と訊かれると、「まあ、チャンスがあれば(移籍したい)」とステップアップへの野心を覗かせた上で、「他のリーグを知りたいと、ずっと思っている。今だとプレミアリーグがすごく勢いがあるので、すごく興味深い」と語っていた。

 これを受けて、スポルティングの専門サイト『Leonino』は29日に「ショックな出来事だ。守田がスポルティングを退団する」とリポート。同選手の一部発言を紹介した上で、「彼は昨夏の移籍ウィンドウでポルトガル国外クラブから関心を寄せられている。アイントラハト・フランクフルトやマインツ、セリエAの一部クラブも移籍先候補に挙がっていた。本人はプレミアリーグに興味を抱いている」と綴った一方、スポルティング幹部が契約延長、給与アップを急いでいる現状も伝えている。

 契約延長の可能性を巡っては、ポルトガル紙『O JOGO』が先月11日に「守田は休暇明けに2026年6月から2028年6月まで契約期間を延長する予定」とリポート。年俸が50万ユーロ(約8400万円)から80万ユーロ(約1億3400万円)にアップするほか、契約解除金は4500万ユーロ(約71億円)から6000万ユーロ(約95億円)に引き上げられるとみられるが、スポルティング再合流後の今月29日の時点でも新契約締結の公式発表はない。