サッカー日本代表元監督で、明治安田J1リーグ鹿島アントラーズのクラブアドバイザーであるジーコ氏が、パリ五輪開幕前にパリ市内で盗難被害に遭った件で、地元警察は2人組の男を逮捕したと報じられている。
同氏はブラジル大使としてパリ五輪視察のため現地入り。フランス紙『パリジャン』によると、開会式前日の25日に、滞在しているホテルの近くでタクシーに乗る際、ロレックスの時計、ダイヤモンド、現金などを盗まれたが、被害額はおよそ50万ユーロ(約8400万円)にのぼるとみられていた。
本人は事件後、インスタグラムを更新し、サンドラ夫人とともに無事であることを報告。地元警察による捜査がつづく中、予定通り開会式に出席していた。
すると、インドメディア『フロンタル・フォース』は28日に「パキスタン出身の移民である男2人が、ジーコ氏に対する窃盗容疑で逮捕された」とリポート。容疑の認否については、現時点で報じられていないが、地元警察は犯行に及んだ動機など、容疑者への取り調べを進めているとみられる。
一方、この事件では被害額の大きさも話題に。ブラジル国内で「なぜあれだけの大金を持ち歩くのか理解できない」「金銭感覚が狂っている」といった疑問や否定的な声が挙がっているほか、パリの治安の悪さを指摘するコメントも見受けられている。
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