日本代表・海外組 日本代表

西尾隆矢を酷評!日本代表OB「全然活きない」大岩剛監督の起用法も批判

西尾隆矢 写真:Getty Images

 U23日本代表は日本時間28日未明開催のパリ五輪男子サッカー競技・グループリーグ第2戦で、マリ代表に1-0と勝利。GK小久保玲央ブライアン(シント=トロイデンVV:STVV)のPK誘発や、MF山本理仁(STVV)の決勝ゴールに繋がるFW細谷真大(柏レイソル)のドリブル突破に注目が集まる中、日本代表OBの田中マルクス闘莉王氏はDF西尾隆矢(セレッソ大阪)のパフォーマンスを酷評。大岩剛監督の起用法に対する不満も漏らしている。

 大岩剛監督はパラグアイ戦で先発出場したDF木村誠二(サガン鳥栖)にかえて、西尾をスタメン起用。DF高井幸大(川崎フロンターレ)とのセンターバックコンビを組んだ西尾だったが、カウンターの局面で対応が後手になるなど、何度もピンチを招いたほか、前半アディショナルタイムにはイエローカードを貰った。

 闘莉王氏は28日に自身のYouTubeチャンネルを更新。マリ戦出場選手を採点する中、西尾について「木村より西尾の方がフィジカルが強い、と大岩監督が思って西尾をスタメン起用したと思う」と前置きした上で以下のように厳しい言葉を並べている。

 「西尾のフィジカルの強さは全然活きていない。シュートを打たれた瞬間の動き出しが遅い。スライディングのコースも、相手に圧をかけたわけでもない。GKを助けたわけでもない。相手からちょっと離れて、途中から相手が前を向く回数が増えた。やるべきことがはっきりできなかった。物足りない」

 また、大岩監督がパラグアイ戦からセンターバックのスタメンを変えたことにも言及。「なぜセンターバックを変えたのか?怪我だったら分かるが、この短期間でディフェンスラインをいじるのは、『よほどの問題が無ければ変えるな』という考え」と疑問を呈した。

 連勝で決勝トーナメント進出を決めたとはいえ、マリ戦に不安材料を露呈した大岩ジャパン。ネット上でも西尾のプレーに対する批判や、途中交代させなかった大岩監督の采配に対する疑問の声が挙がっていただけに、イスラエル戦での起用法に注目が集まる。