パルマ 日本代表・海外組

鈴木彩艶がパルマのデビュー戦でみせた実力がエグかった

鈴木彩艶 写真:Getty Images

 現地時間7月20日、パルマ(イタリア1部)は強豪ロイヤル・アントワープ(ベルギー1部)とアウェーで親善試合を行い2-1で勝利した。

 後半60分には、ベルギー1部シント=トロイデン(STVV)からクラブ史上最高額となる1000万ユーロ(約17億円)でパルマに移籍したばかりの日本代表GK鈴木彩艶が途中出場しデビューを飾った。

 明らかに仕上がりの良いアントワープ攻撃陣に対し、冷静なプレーでチームに落ち着きをもたらした鈴木は長短のキックを織り交ぜた鋭いパスで勢いを吹きこむと、スルーパスには何度も飛び出し相手のチャンスを阻止。強烈なロングシュートにも無難に反応するなど安定したプレーを披露した。特に後半90分、通常のGKなら弾くであろう決定的なシュートも難なくキャッチし早くも実力の片鱗を見せつけた。

 イタリアの『SPORTPARMA』は鈴木のプレーについて「後半途中からパルマのファンの関心はすべて日本のゴールキーパーに向けられたが、彼は期待を裏切らなかった。ベテランのような落ち着いた態度で常に確実なプレーを見せ、試合終盤の危険な場面も見事なセーブで防いだ。そして彼のデビューを祝福するかのように、試合は鈴木のセーブで幕を閉じた」と高く評価している。

 この試合での鈴木のプレーをまとめたYouTube動画のコメント欄には「完璧なパフォーマンスだったね」「普通に考えて21歳でセリエAのキーパーとか凄すぎる」「この短い時間でも圧倒的なポテンシャルが発揮されてる」などのコメントが寄せられた。

 鈴木の規格外の実力はセリエAでも発揮されそうだ。