7月22日、アメリカのスポーツ専門チャンネル『ESPN』はアジアサッカー連盟(AFC)で名を馳せ、現在ヨーロッパから注目を集めている(あるいは注目されるべき)監督7人の特集記事をウェブサイトに掲載した。
その中には川崎フロンターレの鬼木達監督も選ばれており、広いピッチを使った攻撃的なスタイルやこれまでの業績などのほか、今後の活動展開として「ヨーロッパで監督を務めるなら日本の選手も多く活躍しているシント=トロイデン(ベルギー1部)が最適である」「森保一監督の後継者として日本代表の監督になるのが相応しい」と紹介されている。
また記事内では、約30年前に当時まだ無名だったアーセン・ベンゲル氏をアーセナル(イングランド1部)が名古屋グランパスから引き抜いたことや、トッテナム・ホットスパー(同1部)のアンジェ・ポステコグルー監督が約4年間過ごした横浜F・マリノスで、クラブに15年ぶりのJ1リーグタイトルをもたらしたこと、その後セルティック(スコットランド1部)で成功しトッテナムに移籍したことなども紹介されており、これらがアジアサッカーのレベルアップを示す証拠だと伝えている。
鬼木監督以外には、エルナン・クレスポ監督(UAE1部/アル・アイン)、横浜での監督歴もあるケヴィン・マスカット監督(中国超級リーグ/上海海港足球倶楽部)、デ・バッキンガム監督(イングランド2部/オックスフォード・ユナイテッド)、マーク・ジャクソン監督(オーストラリア1部/セントラルコースト・マリナーズ)、マティアス・ヤイスレ監督(サウジアラビア1部/アル・アハリ)、ペトル・クラトキー監督(インド1部/ムンバイ・シティ)の6人が掲載された。
かつてはマーケティングの機会を提供するだけの存在と見なされていたAFCだが、今となっては選手や指導者の供給源となっており、今後もますます注目を集めていきそうだ。
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