日本代表FW中村敬斗、MF伊東純也所属のスタッド・ランスと、MF三笘薫擁するブライトンの一行は、今週からJリーグクラブとの親善試合に臨む。しかし酷暑下でのプレーや過密日程を理由に、両クラブ所属選手からは日本ツアー開催に対する複雑な声が湧き起こっている。
ランスは今月24日から来月3日にかけてジュビロ磐田、清水エスパルス、町田ゼルビア、ヴィッセル神戸と対戦。中2,3日で4試合を消化するという過密日程であるだけに、ランス所属選手の疲労蓄積が心配されている。
一方、ブライトンは24日に鹿島アントラーズと対戦するほか、28日には東京ヴェルディと激突。三笘の古巣・川崎フロンターレとのマッチメイクが実現しなかったとはいえ、同選手の復帰を期待する声が挙がる一方、こちらも中3日と過密日程だ。
しかし、ブライトン戦の開催地である東京は、連日猛暑に見舞われている。それだけにブライトン所属選手からも日本の暑さに驚いている模様。同クラブ公式YouTubeチャンネルでは、日中都内を散歩する複数選手の様子が公開されているが、MFジャック・ヒンシェルウッドが「かなり暑いよ…汗だくになるね」とうなだれると、MFビリー・ギルモアも「焼き付くようだね。暑すぎる」と本音を漏らすなど、日本での試合開催にやや不満を抱いているようだ。
一方、伊東は酷暑下での過密日程に言及。インターネット動画配信サービス『DAZN』で先月6日配信開始の「内田篤人のフットボール・タイム」に出演した際、内田氏から「こんなに試合する?多いよね」「Jクラブとの対戦は楽しみ?」と訊かれると、「4試合はちょっと多いなと」と複雑な思いを明かしている。
欧州クラブによる夏場の日本ツアーを巡っては、「パリ・サン=ジェルマン ジャパンツアー2023」の一環として来日したサウジアラビア1部アル・ナスルのルイス・カストロ監督も言及。指揮官はパリ・サンジェルマンやインテルと対戦した後に「日本の湿気と酷暑が我々のパフォーマンスに影響を与えた。この時期の試合は難しい」と酷暑の影響を指摘していた。
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