ブンデスリーガ バイエルン・ミュンヘン

覇権奪回を狙うバイエルンが移籍市場で活発な動き

ミカエル・オリーズ 写真:Getty Images

 2023-24シーズンのブンデスリーガ王者バイエル・レバークーゼンに追いつくため、同シーズン3位に終わったバイエルン・ミュンヘンは移籍市場で活発に動いているようだ。

 現在までに獲得した選手は、クリスタル・パレス(イングランド1部)からMFミカエル・オリーズ、フラム(イングランド1部)からポルトガル代表MFジョアン・パルヒニャ、ブンデスリーガを代表するセンターバックへと成長を遂げた日本代表DF伊藤洋輝をシュトゥットガルト(ドイツ1部)から。そして1月にすでに契約していた若手有望株FWブライアン・サラゴサをグラナダ(スペイン1部)から獲得した。このパッケージで、すでに1億4550万ユーロ(約250億円)を費やしている。

 また、バイエルンはレバークーゼンのドイツ代表DFヨナタン・ターを狙っているようだが、この選手の獲得希望額は4000万ユーロ(約69億円)と報じられている。さらに、ライプツィヒ(ドイツ1部)の攻撃をリードしているオランダ代表MFシャビ・シモンズとスペイン代表MFダニ・オルモにも強い興味を示している。そして、スタッド・レンヌ(フランス1部)に所属する19歳のMFデジレ・ドゥエにも注視しているようだ。『Transfermarkt』によると、レンヌは3500万ユーロ(約60億円)というオファーを拒否したとのこと。

 大型補強を行いバイエルンがブンデスリーガの王座に返り咲くためには、健全な財政を維持する必要もあり、そのためには実績のあるレギュラークラスの選手を売りに出さなければならないようで、上層部の決断に注目が集まっている。