代表チーム イングランド代表

ポステコグルー、イングランド代表監督就任か「横浜FMでの実績評価」本人は…

アンジェ・ポステコグルー 写真:Getty Images

 イングランド代表は欧州選手権(ユーロ2024)決勝でスペイン代表に敗れて準優勝。FA(イングランドサッカー協会)は今月16日にガレス・サウスゲート監督の退任を公式発表しているが、後任候補に現トッテナム・ホットスパー監督のアンジェ・ポステコグルーら数名をリストアップしている模様。元横浜F・マリノス指揮官の動向に注目が集まっている。

 英紙『テレグラフ』は17日にイングランド代表監督人事を特集。バイエルン・ミュンヘン元指揮官のトーマス・トゥヘル氏やニューカッスルのエディー・ハウ監督、チェルシー元監督のグレアム・ポッターらの後任候補に挙げた上で、「FAは長年、ポステコグルーに注目。オーストラリア代表、横浜F・マリノス、スコットランド1部セルティック時代の実績をチェックし、評価していた」とリポート。一方、ポステコグルー本人は昨年10月に再び代表チームの監督を務める可能性を否定しているという。

 一方、英紙『ガーディアン』はハウ氏が後任候補の本命だと報道。対抗にブライトンでMF三笘薫を指導していたポッター氏を挙げているほか、トゥヘル氏やチェルシー前監督のマウリシオ・ポチェティーノ氏も候補に指名。ただ当面はU21イングランド代表監督のリー・カーズリー氏がA代表で暫定指揮を執る可能性が高いという。

 ポステコグルーはオーストラリア代表をロシアW杯出場に導いたほか、横浜FM監督時代にはJ1リーグを制覇している。また2021年6月に横浜FMを離れてセルティックの監督に就任すると、FW古橋亨梧、FW前田大然、MF旗手怜央など日本人選手を相次いで獲得。スコットランド1部リーグ連覇、スコットランド3冠を成し遂げると、昨年夏からトッテナムを指揮。2023/24シーズンのプレミアリーグを5位で終えたほか、複数回にわたり最優秀監督賞を受賞している。

 ここまで約8年にわたり、ロシアW杯4強、2度のユーロ準優勝と実績を積み重ねてきたイングランド代表。サウスゲート監督の後任人事を巡るFAの動きから目が離せない。