日本代表・海外組 プレミアリーグ

菅原由勢がAZに残した移籍金に名古屋はどう思うのか?

菅原由勢 写真:Getty Images

 日本代表DF菅原由勢がAZアルクマール(オランダ1部)からサウサンプトン(イングランド1部)へ移籍することが、7月14日にAZのクラブ公式ホームページで正式に発表された。

 オランダ国内の報道によると、AZは菅原の移籍金として約700万ユーロ(約12億円)を受けとるという。ちなみにAZは菅原獲得の際、名古屋グランパス(2018-2020所属)に対して当時30万ユーロ(約3600万円)の移籍金しか払っておらず、見事な投資となった。

 AZで5年間(2019-24)に渡り活躍した菅原は、198試合に出場し14ゴール29アシストを記録(動画上で本人は200試合以上に出場し28アシストと語っている)。また、最後の2シーズンで素晴らしいプレーをみせており、近年のエールディヴィジにおけるチームの躍進やUEFAヨーロッパ・カンファレンスリーグ2023-24の準決勝進出に大きく貢献したことが高く評価されていた。

 菅原はAZの公式動画でチームメイトやチームに対して「この数年間、数え切れないほどの思い出ができました。オランダに来たときは、英語もオランダ語も話せなかった。最初は10代でヨーロッパに渡ることに不安もありましたが、クラブやサポーターの皆さんのおかげですぐに溶け込めました」と感謝の言葉を述べている。

 AZも公式サイト上で、菅原はプレミアリーグでプレーするサウサンプトンを手助けできるをはずだと期待を込めている。

 なお、AZは今夏セレッソ大阪から日本代表DF毎熊晟矢を獲得しており、2024/25シーズンも右サイドでは引き続き日本代表選手の活躍がみられそうだ。