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菅原由勢がサウサンプトン移籍へ。CL出場クラブ加入熱望も「望み通り」

菅原由勢 写真:Getty Images

 オランダ1部AZアルクマール所属の日本代表DF菅原由勢は、プレミアリーグ移籍間近である模様。DF吉田麻也やMF南野拓実、FW李忠成らにつづく日本人選手として、サウサンプトンでプレーする見込みだという。

 AZとの契約が2025年6月までである菅原には、以前からインテル移籍が噂されているほか、MF三笘薫擁するブライトンやエバートン、ボルフスブルクも移籍先候補に。AZがセレッソ大阪から日本代表DF毎熊晟矢を獲得したことから、今夏移籍が確実視されていた。

 そんな中、オランダメディア『トランスファーウォッチ』が今月9日になって「菅原は自身が望んでいるような移籍を果たす。サウサンプトンとの契約は完了しており、近日中に正式決定する見込みだ」と伝えているが、契約内容については触れていない。

 一方で移籍金については、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が先月5日にアタランタやインテルからの関心を報じた際に、「AZは1500万ユーロ(約25億5000万円)を要求する」とリポート。同選手は2019年6月に名古屋グランパスからAZへ期限付き移籍した後、翌年2月に買い取りオプション行使により完全移籍へ移行しているが、AZは名古屋に対して30万ユーロ(当時約3600万円)を支払ったこともあわせて伝えていた。

 なお菅原は今年1月放送の『ABEMAスポーツタイム』で、名古屋OBの安田理大氏と対談した際、自身の目標を訊かれると、「UEFAチャンピオンズリーグ(CL)で優勝したい」と公言。

 「日本人が成し遂げられるかというと無いと思うので、それを成し遂げたい。CL優勝が可能なクラブに行きたいと思っています。CL優勝イコールビッグクラブになると思いますし、そういうチャレンジはしたい。そこに行くことしか考えていないですね」と語っていたが、まずはプレミアリーグでのプレーに慣れることを優先した格好だ。