![](https://football-tribe.com/japan/wp-content/uploads/sites/23/2023/03/GettyImages-1453118224-1.jpg)
第60回全国社会人サッカー選手権大会の東海予選1回戦・SS伊豆対伊勢YAMATOは、今月6日に貝沼建設花はすフィールドあいさい(愛西市)で開催予定だったが、酷暑のため中止に。抽選の結果、伊勢YAMATOが勝ち上がったが、ネット上では勝敗の付け方、それに酷暑下でのサッカーに関する議論が白熱している。
愛知県は高気圧に覆われて、朝から気温が上昇。正午までに名古屋市で35℃を超えるなど、各地で猛暑日に。『ウェザーニュース』によると、愛西市でも14時に35℃を超えるなど、猛烈な暑さに見舞われている。
そんな中、SS伊豆の公式Xアカウントでは、キックオフ予定時刻(14時)の5分後に「キックオフ30分前の周囲気温が40℃を超え、規定により試合中止となりました」とアナウンス。「抽選の結果、SS伊豆は敗退となりました」とした上で、「会場にお越しいただいた皆様、遠方よりSNS等で結果を楽しみにしておられた皆様におかれましては、大変申し訳ございません」と謝罪している。
このSS伊豆公式Xアカウントの投稿には、「40度で中止は妥当な判断」「選手のことを考えると、中止になって良かった」と試合中止の判断を支持する声が。一方で、勝敗決定方法を巡っては、「抽選?規定をPKとかにすればよいのに…」「抽選でSS伊豆敗退って、残酷だな…」「負けた側は納得いかないはず」などと、否定的な意見が多く飛んでいる。
また直近数年間にわたり、酷暑下でのスポーツの危険性が叫ばれているだけに「開催時期を変更する必要がありそう」「JFAの宮本会長は、ナイター設備付きの芝グラウンドを作ってほしい」「主催者は来年以降の開催地について本気で考えてほしい」といった声も。中には「Jリーグのように秋春制を採用すべき」という意見も挙がっている。
SS伊豆の片岡大輔代表は「抽選の結果、敗退となりました。抽選は自分が引きました。遠くまで来てくださったサポーター、スポンサー、選手のご家族の皆様、本当に申し訳ございませんでした」と投稿しているが、「謝罪は不要ですよ」といったメッセージが寄せられている。
なお、夏場でのJリーグ公式戦開催については元日本代表DF吉田麻也(ロサンゼルス・ギャラクシー)が昨年、内田篤人氏と秋春制移行に関して議論する中で「この暑さで試合をするのは、もはや生命の危機を感じる。無理。サッカー面で言うと、パフォーマンスがとか強度がとか言うけど、シンプルに危ない。これは雪とか以前の問題」と主張していた。
コメントランキング