ポルトガル1部ベンフィカ所属GK小久保玲央ブライアンは、パリ五輪のU23日本代表メンバーに選出。GK鈴木彩艶(シント=トロイデンVV)が不在なだけに正守護神としての活躍が期待されているが、日本代表OBからは小久保の森保ジャパン入りを求める声や、森保一監督や日本サッカー協会(JFA)の選考方法に対する批判が湧き起こっている。
今年4,5月に行われたAFC U23アジアカップ兼パリ五輪予選で、U23日本代表の優勝に大きく貢献した小久保。ベンフィカのセカンドチームで出場機会を失う一方、日本国内では将来的に鈴木と正守護神を争うだけの逸材と評価されている。
パリ五輪に臨むU23日本代表のゴールキーパーでは、小久保とGK野澤大志ブランドン(FC東京)の2名が名を連ねた一方、パルマ移籍の可能性が報じられている鈴木は選外。日本代表OBの城彰二氏は今月5日に自身のYouTubeチャンネル「JOチャンネル」を更新しているが、小久保がA代表に招集されていない現状について以下のように語った。
「小久保君、すごい活躍していたけど、所属クラブで試合に出ていないので、その辺りでA代表に入ってこないと、この前JFA関係者と話した。A代表のGKコーチなど色々な人たちは、所属クラブで試合に出ていない、活躍していないという点で悩んでいるみたい」
「だけど、俺は絶対にA代表に(招集して)絶対に良いと思う。才能があるし、早く経験をさせないと。経験をさせて、もっと自信をつけてもらえたら、すごい良い選手になると思う」
柏レイソルの下部組織出身である小久保は、2019年1月にベンフィカへ移籍も、ここまでトップチームの公式戦で出番なし。2023/24シーズンはセカンドチームの一員としてポルトガル2部リーグで16試合にスタメン出場していたが、GKアンドレ・ゴメスの台頭により今年2月以降は全試合ベンチ外。ベンフィカで構想外扱いを受けているが、今月に入ってSTVV移籍がほぼ確実と報じられている。STVVで正守護神に定着するとなれば、今年中にもA代表デビューを飾る可能性が考えられる。
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