Jリーグ 京都サンガ

京都、期限付き移籍でルーカス獲得へ「概ね合意」元ブラジル代表DFの代役か

ルーカス・オリヴェイラ 写真:Getty Images

 京都サンガはブラジル1部クルゼイロからDFルーカス・オリヴェイラを期限付き移籍により獲得する模様。ECジュベントゥージ所属の元U17ブラジル代表DFゼ・マルコスにかわるターゲットだとみられる。

 ルーカスは先月末、スペイン2部レアル・バリャドリードでの期限付き移籍期間を終えてクルゼイロへ復帰。ブラジルメディア『グローボ』はブラジル1部ヴァスコ・ダ・ガマからの関心を報じていたが、ブラジルメディア『Radio Itatiaia』は今月4日になって、Jリーグクラブからのオファーを伝えていた。

 すると、クルゼイロの移籍事情に精通しているフェリペ・シウバ記者は「ルーカスはクルゼイロとの契約を2025年12月まで残しているが、京都へ期限付き移籍する。両クラブ関係者は現在、契約の細部を詰めているところだ」とリポート。概ねクラブ間合意に達しているだけに、近日中にも両クラブから公式発表があるものとみられる。

 現在28歳のルーカスは、身長187cmで右利きのセンターバック。アトレチコ・ゴイアニエンセなどブラジル国内の複数クラブを渡り歩くと、今年2月にクルゼイロからバリャドリードへ期限付き移籍。スペイン2部リーグ戦で9試合にスタメン出場したが、4月以降は守備的ミッドフィルダーとしてプレー。バリャドリードのラ・リーガ昇格に貢献していた。

 なお、京都はJ1第21節終了時点でJ2降格圏の18位。すでにFWラファエル・エリアス、MF米本拓司を獲得している一方で、一部メディアは「ゼ・マルコス獲得を断念」と報道。チーム全体の失点数が「36」と、リーグ2番目の多さであるだけに、守備陣の強化が急務だ。