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G大阪サポ処分も…エリキ中傷被害・中指立てに厳罰求める声「町田批判論外」

エリキ 写真:Getty Images

 ガンバ大阪は今月4日、6月30日開催の明治安田J1リーグ第21節・町田ゼルビア戦で違反行為があったと公式発表。サポーター1名に無期限入場禁止処分を科したが、町田所属FWエリキへの誹謗中傷、そして中指を立てるなどの侮辱行為に及んだサポーターの特定や処分を求める声が湧き起こっている。

 クラブの発表によると、町田戦ではサポーター1名がスタンド内へペットボトルを蹴り込んだとのこと。この危険行為により、人的被害の可能性があったことから、当該サポーターに対して「アウェイゲームを含む7月6日以降の無期限入場禁止処分」を科したという。

 また、クラブは今回の違反行為を受けて「ガンバ大阪として『安心・安全なスタジアム運営』のため、セキュリティ体制強化や観戦ルールの周知・違反行為への厳罰をより徹底してまいります。ファン・サポーターの皆様におかれましては、観戦における禁止行為について今一度ご確認いただき、定められた観戦ルールを遵守してご観戦いただきますよう、ご理解とご協力のほどよろしくお願い申し上げます」と、ファン・サポーターに呼びかけている。

 ただ、インターネット動画配信サービス『DAZN』の中継では、前半33分に中指を立てるG大阪サポーターの様子が捉えられており、侮辱行為に当たるとして批判の対象に。くわえて、試合後ピッチにいたエリキと同選手の子供に対して、G大阪サポーターとみられる複数の観客が「東京帰れ」「どこで遊んでんねん」「一回こっちおいで、殺すぞ」「そんなお父さん恥ずかしくないんか?」などと誹謗中傷。その時の動画がXで拡散されて、波紋を呼んでいる。

 ペットボトル蹴り込み以外にも、複数の問題行為が確認されているだけに、クラブの公式Xアカウントには「中指立てた人たちの特定・処分を!」「エリキに暴言吐いた人たちも処分してほしい」「エリキと子供への発言は、流石に一線を超えている」といった要望が寄せられている。

 またこの一戦では、FW藤尾翔太(町田)のPK直前における水かけ行動を巡り議論が白熱。賛否含めて様々な意見が挙がっているが、G大阪の声明を受けて「町田の水かけ行動に文句言う前にルール守るべき」「町田にスポーツマンシップ求める人たちは、G大阪サポーターの違反行為にも言及すべき」「町田批判しないで、自分たちのクラブをサポートすべき。足を引っ張り過ぎ」「こんな状況で町田批判は論外」といったコメントも見受けられている。