ブラジル2部セアラーSCは昨年7月、横浜FCからブラジル人FWサウロ・ミネイロを完全移籍により獲得したが、今もなお移籍金の支払いが滞っている模様。国際サッカー連盟(FIFA)から再び補強禁止処分を科せられたという。
同選手の移籍金を巡っては、ブラジルメディア『ディアリオ・ド・ノルデステ』は今年3月21日に支払いの遅延を伝えるとともに、「横浜FCがFIFAに提訴した。FIFAはセアラーに対して、今年夏の移籍ウィンドウにおける選手登録を禁止した」とリポート。
ブラジルメディア『ディアリオ・ド・ノルデステ』は4月15日、移籍金額が60万ドル(当時約8400万円)だと伝えた上で、「セアラーは横浜FCに対して、移籍金の分割払いを提案。しかし横浜FCは一括払いを求め、セアラーの提案を却下した」と伝えていたが、分割払いで合意に達した可能性があるという。
しかし、ブラジルメディア『O POVO』が今月1日に「セアラーが再びFIFAから補強禁止処分を受けた。横浜FCへの支払いが遅れている」と報道。セアラーは横浜FCに対して3回払いを約束していたものの、先月末までに20万ドルを支払わなかったとのこと。補強禁止期間は2026年1月までとみられるが、セアラー幹部は「ブラジルの移籍ウィンドウが開く今月10日ごろに、この問題は解決される」と語るなど、補強禁止処分解除の可能性を強調したという。
サウロ・ミネイロは2021年7月にセアラーから横浜FCへ完全移籍。来日1年目の2021シーズンに、J1リーグ11試合の出場で4ゴールと結果を残すと、翌2022シーズンはJ2リーグ19試合の出場で4得点。しかし、2022年10月に右アキレス腱を断裂して長期離脱。昨年4月のYBCルヴァンカップ・名古屋グランパス戦で復帰したものの、J1リーグで1試合のスタメン出場にとどまり、シーズン途中で横浜FCを退団した。
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