鹿島アントラーズ所属の日本代表MF佐野海舟は、岡崎慎司氏の古巣マインツへの完全移籍が決定的に。鹿島は今月1日に同選手のチーム離脱を公式発表しているが、移籍金を巡り日本側と現地メディアの間で再び乖離が生じている。
佐野の去就を巡っては、日本国内でマインツ移籍の可能性が報じられる中、ドイツ紙『キッカー』が先月24日に「佐野はレアンドロ・バレイロの後釜として、マインツへ加入する」とリポート。移籍金額は日本国内で400万ユーロ(約6億8000万円)と報じられる一方、『キッカー』は100万ユーロ(約1億7000万円)と伝えていた。
すると、ドイツ紙『ビルト』は今月1日に「佐野の移籍手続きは完了している」とした上で、「移籍金は300万ユーロ(約5億2000万円)程度になる見込みだ」とリポート。300万ユーロだとしても高額移籍であることに変わりはないが、2021年夏にヴィッセル神戸からセルティックへ完全移籍したFW古橋亨梧を下回るとみられる。
またドイツメディア『Ligainsider』は先月30日、佐野に関心を寄せていたクラブとして、マインツの他にベルダー・ブレーメンやボルシア・メンヒェングラートバッハを挙げていた。
町田ゼルビア在籍時から中盤でのボール奪取能力を発揮していた佐野。昨年11月A代表デビューを飾り、今年1,2月のAFCアジアカップにも参戦したが、今月のFIFAワールドカップ北中米大会アジア2次予選2試合では招集されず。日本代表復帰に向けて、新天地でのアピールが求められる。
コメントランキング