
明治安田J1リーグ第20節の京都サンガ対柏レイソルは、今月26日にサンガスタジアム by KYOCERAで開催。かつて日本代表MF鎌田大地所属のラツィオや名門ミランでプレーし、ACモンツァの新監督であるアレッサンドロ・ネスタ氏が視察に訪れていたという。
この一戦では、お互いに前半からチャンスを作る中、京都が前半36分にDF三竿雄斗のゴールで先制も、6分後にパリ五輪U23日本代表候補である柏所属FW細谷真大がゴールネットを揺らす。ただ、後半開始早々に京都がMF川﨑颯太が勝ち越しゴールを奪取。それでも柏は攻勢を強めると、後半アディショナルタイムにMFマテウス・サヴィオのゴールで追いつき、勝ち点1を獲得した。
以前、休暇目的で来日する可能性が報じられていたネスタ氏だが、Jリーグにも関心を寄せている模様。26日にインスタグラムのストーリーズを更新しているが、京都対柏のキックオフ直前の様子をアップするなど、メインスタンドから観戦していたことを報告している。
元イタリア代表選手のネスタ氏は2013年11月に現役を退くと、2015年から北米サッカーリーグのマイアミFCで監督キャリアをスタート。2018年以降はセリエBのペルージャ、フロジノーネを率いており、昨年6月にレッジャーナの監督に就任。2023/24シーズンのセリエB(イタリア2部)で10勝17分11敗と、首位パルマから勝ち点29差の11位という結果に終わっていた。
シーズン終了後、移籍市場に詳しいイタリア人ジャーナリストのニコロ・スキラ氏が「ネスタはレッジャーナ退団を検討。セリエA所属クラブから監督就任オファーが届いている。モンツァのアドリアーノ・ガッリアーニCEO(最高経営責任者)は、ネスタ招へいを視野に入れている」と伝えると、今月12日にモンツァ監督就任が正式決定した。
細谷、川﨑、柏所属DF関根大輝など、パリ世代の有望株が好パフォーマンスを発揮した一戦。特に細谷には以前から海外移籍の可能性が報じられているだけに、ネスタ氏が日本人選手の獲得を検討している可能性は排除できない。
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