
東京ヴェルディは今月22日に行われた明治安田J1リーグ第19節で、名古屋グランパス相手に1-0と勝利。MF翁長聖の決勝ゴールが生まれる直前のジャッジが反響を呼ぶ中、城福浩監督のコメントにも注目が集まっている。
東京Vは後半7分、右サイドでFW木村勇大が倒されると、複数の選手がファウルとジャッジして一瞬プレーを止める。副審もフラッグを振っていたが、翁長がボールを拾って敵陣に向かってドリブルをすると、ダレン・イングランド主審はアドバンテージをとってプレーを続行。結果、翁長の一瞬の判断が決勝ゴールに繋がった。
普段プレミアリーグで笛を吹くイングランド氏のレフェリング能力が高く評価される中、城福監督は翁長の姿勢を絶賛。Jリーグ公式サイトによると、指揮官は試合後のインタビューで以下のように語ったという。
「よく我々が共有しているのは、相手のファウルかどうかは別にして、倒れて、痛がって、そこでファウルをとられなくてプレーが切れるまで痛がるような……そういうチームが世界を見てもあるが、そういうチームにだけはなるな、倒れてレフェリーを見るようなチームになるなということ。選手が意識を持ってやってくれたし、レフェリーがあそこで(ファウルを)流してくれたことも良かった」
この東京V指揮官のコメントを受けて、ネット上では「Jリーグの審判によるレフェリングに不満を抱いているのでは?」「翁長を褒めている裏で、Jリーグに対する強烈なメッセージだな」「城福さん煽るね!」「今までの日本のレフェリングでは無理ってなるのも分かる」などと、Jリーグ公式戦のジャッジに関する意見が湧き起こっている。
その城福監督は今年3月、J1第3節セレッソ大阪戦前の会見で、「ゲームクローズの仕方」について訊かれると、「僕らは『時間稼ぎをしてるな』と周りから見て思われるようなことは、手段としては選ばない」と断言。
「本当に痛いんでしょうけど、過剰に痛がってプレーできない選手が次の瞬間パッと起き上がってプレーするのが頻繁に続くリーグが、向上心のあるリーグだとは思えない。『撲滅できませんか?』と僕が審判に提案しているくらい」と、審判を欺く行為を非難していた。
また当時、ネット上では町田の時間稼ぎや一部のプレーを巡って議論が白熱していただけに、城福監督の批判発言を受けて「町田に時間稼ぎされて試合後激昂していた城福さんだから、これは本心」「城福監督は町田や黒田剛監督が嫌いなんだろうな」といった声が挙がっていた。
それだけに名古屋戦後のコメントに対しても、「城福監督は、完全に黒田監督を皮肉ってるよな」「黒田監督の正義発言を意識しているのでは?」「町田に対する駆け引きの一環かも」「黒田監督だと、また批判しているかも」という反応が。東京クラシック(ダービーマッチ)のライバルクラブである町田と関連付けられている。
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