名古屋グランパスや浦和レッズなど複数のJリーグクラブでコーチを務め、現在セルビア代表ドラガン・ストイコビッチ監督の右腕としてUEFA欧州選手権(ユーロ2024)参戦中の喜熨斗勝史(きのし ・かつひと)氏が、日本時間6月17日のグループCイングランド代表戦(0-1)直後にJリーグの現状について語った。
喜熨斗氏は1995年からベルマーレ平塚(現湘南ベルマーレ)、セレッソ大阪、浦和、大宮アルディージャ、横浜FCでフィジカルコーチを務め、2008年から名古屋に所属。当時名古屋で指揮官を務めたストイコビッチ監督(2008-2013)と出会う。その後、中国スーパーリーグの広州富力とセルビア代表において、同指揮官の元で働き続けてきた。
セルビア代表がイングランド代表相手に敗北した後、伊メディア『コッリエーレ・デッロ・スポルト』の取材を受けた喜熨斗氏は、日本を離れセルビアで指導者になった理由を尋ねられると「以前多くの企業が日本のサッカーに投資をしてきたが、今はもうお金がない」と返答している。
ストイコビッチ監督と喜熨斗コーチ率いるセルビア代表は、20日にスロベニア代表との対戦を控え、26日にデンマーク代表と対戦する予定。二人の指導者への想いを心に刻んでいるJリーグサポーターは、同代表のユーロ決勝トーナメント進出を願っていることだろう。
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