浦和レッズ所属の元日本代表DF酒井宏樹が、オーストラリア1部新規参入のオークランドFCへ移籍する模様。かつて京都サンガやヴァンフォーレ甲府でプレーしていたニュージーランド代表GKマイケル・ウッドのチームメイトになるという。
現在34歳の酒井は、2022年のカタール開催まで3大会続けてFIFAワールドカップに出場した実績の持ち主。柏レイソル、ハノーファー、オリンピック・マルセイユを経て、2021年夏から浦和でプレー。2022/23シーズンのAFCチャンピオンズリーグ優勝に貢献すると、今季もここまでリーグ戦6試合でスタメン出場。今年4月以降はコンディション不良に悩まされたが、先月15日開催のJ1第14節・京都サンガ戦で復帰して以降はリーグ戦3試合つづけて途中出場している。
そんな酒井の去就については、オーストラリア人の元サッカー選手であるアンディ・ハーパー氏が今月11日、北中米W杯アジア2次予選・オーストラリア対パレスチナの解説を担当した際に「酒井はこの夏にオークランドFCと契約を結ぶ」とコメントを残した模様。同日時点で両クラブからの公式声明がないだけに、フライング発表した格好だが、現地では「超大型契約だ」「すごい実績の持ち主だ」などと、驚きの声が挙がっている。
オークランドFCは昨年11月、ボーンマスを保有するアメリカ人実業家により創設。今年3月にクラブ名が正式決定すると、初代監督にスティーブ・コリカ氏が内定。同氏はかつて2000年から2001年にかけてサンフレッチェ広島でプレー。2010年の現役引退後は指導者の道に進んでおり、2018年5月から昨年11月までシドニーFCを指揮。豪州1部リーグ2度制覇という実績の持ち主だ。
また、クラブ名決定直後には、FWジェイミー・マクラーレン(メルボルン・シティ)やFWブルーノ・フォルナローリ(メルボルン・ヴィクトリー)など、豪州代表選手を獲得する可能性が浮上。今月はじめにはウッドの獲得を公式発表するなど、チーム編成が進んでいる。
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