Jリーグ 町田ゼルビア

町田FW藤尾翔太のプレー物議「韓国みたい」パリ五輪日本代表落選望む声も

藤尾翔太 写真:Getty Images

 明治安田J1リーグ第17節の町田ゼルビア対アルビレックス新潟が、今月1日に町田GIONスタジアムで開催。パリ五輪U23日本代表候補である町田所属FW藤尾翔太のプレーが議論の対象となっている。

 問題視されているのは、前半14分のシーン。町田は序盤から攻勢を強める中、右サイドからU23日本代表FW平河悠が相手2人を剥がして、縦へドリブル突破。その瞬間、ペナルティエリア手前中央から右サイド寄りにポジションを映した藤尾がFW鈴木孝司に対して激しく身体をぶつけると、鈴木は転倒する。そして平河は藤尾にパスを出さず、ペナルティエリアに侵入。右隅からゴール前へボールを供給も、相手選手のクリアに遭った。

 主審は藤尾のファウルを取らなかったが、このボールとは関係ない部分でのプレーを巡っては、ネット上で話題に。インターネット動画配信サービス『DAZN』の中継動画が一部切り取られる形で、当該シーンが拡散されると「これはファウル」「タックルによってカバーに入る選手を潰して、ドリブルのコースを作っているから確信犯」「危険なプレーだ」などと、藤尾が鈴木を押し倒したという見方が広まっている。

 プレー強度の高さを武器としている町田だが、新潟戦での事象を受けて「これを町田では激しいプレーと言うらしいから、築き上げているサッカー文化が全然違う」「韓国みたいだな」「町田は早く韓国リーグへ行ってほしい」というコメントも。「こんな選手が五輪行くのは嫌」「五輪日本代表に選ばれなくて良い」という声も挙がる一方、「国際大会では、こういうプレーも必要」「みんな町田嫌いだな」「町田というだけで叩きすぎ」という批判への反対意見も湧き起こっている。

 なお、町田は前半24分に先制点を許した後、3分後に藤尾が同点ゴールをマーク。しかし前半終了間際から後半序盤にかけて2点を失い、1-3と敗れている。勝負に徹する黒田剛監督のプレースタイルを巡り、再び議論が白熱している。