元ブラジル代表MFパウリーニョは、今年6月末の契約満了をもってブラジル1部コリンチャンスを退団することが決定。ヴィッセル神戸からの関心が報じられる中、ここに来てブラジル国内移籍に傾いているという。
パウリーニョの去就を巡っては、日本サッカーを専門に扱う『Jリーグインサイダー・ブラジル』が先月11日、神戸と浦和レッズが同選手獲得に動く可能性を報道。21日にはブラジルの移籍市場に精通するブルーノ・アンドラーデ氏が「神戸とブラジル1部クルゼイロがパウリーニョに注目している」と伝えていた。
今月28日に行われたコパ・スダメリカーナグループステージ(対ラシン・クラブ)の試合後、サポーターに向けて退団の挨拶を行ったパウリーニョ。ブラジルメディア『UOL』が30日に伝えたところによると、ブラジル1部グレミオが2年契約のオファーを提示。すでに選手サイドとの交渉を進めているとのことだ。一方、神戸はラシン・クラブ後から獲得調査を本格化させたが、30日時点でオファーは提示していない模様。ブラジル1部クルゼイロも同選手の代理人に接触したが、獲得交渉を打ち切る可能性があるという。
現在35歳のパウリーニョは、FWネイマール(アル・ヒラル)らとともにブラジルW杯、ロシアW杯の舞台でプレーした実績の持ち主。トッテナム・ホットスパー、中国の広州FC(旧広州恒大)、バルセロナ、サウジアラビアのアル・アハリ・サウジFCなどを経て、2021年12月にコリンチャンスへ復帰した。
ただ古巣復帰後は左膝の靭帯損傷という大怪我で2度にわたり長期離脱。今年4月10日開催のコパ・スダメリカーナ・グループステージのナシオナル戦で1年ぶりに復帰すると、その後は公式戦12試合でプレーしている。
なおサンパウロ州のニュース配信事業者『BM&Cニュース』は、今月28日に「パウリーニョにはブラジル国内外の複数クラブからオファーが届いている」とした上で、ガンバ大阪と柏レイソルから関心を寄せられている可能性を伝えていた。
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