
町田ゼルビア所属の韓国代表MFナ・サンホは、今月22日開催のYBCルヴァンカップ1stラウンド3回戦(対鹿島アントラーズ)でスタメン出場。試合前、FC東京時代を振り返った上で、町田移籍を決断した理由を説明するとともに、町田のプレースタイルに言及している。
現在27歳のナ・サンホは、かつて2019年から2シーズンにわたりFC東京に在籍も、2年目に出場機会を得られず。2021年のFCソウル移籍をきっかけに本領を発揮すると、2023シーズンにはリーグ戦・プレーオフ全試合出場で12ゴール4アシストをマーク。欧州移籍の可能性も報じられる中、今年1月に町田へ加入すると、今季はここまでリーグ戦10試合の出場で2ゴール1アシストと、チームの上位躍進に貢献している。
日本で充実した日々を過ごすナ・サンホ。韓国メディア『ベストイレブン』は今月21日にリリースしたインタビュー記事によると、同選手は町田移籍の経緯を以下のように説明したという。
「Jリーグ再挑戦を決断したのは、以前FC東京に在籍していた時に成し遂げられなかった目標があったからだよ。あえて言い訳をすれば、FC東京にいた頃はプレー経験がほとんど無かったから、日本のサッカーに適応しきれなかった。(FC東京退団後に)カタールW杯を経験して成長したと思う。経験を積むと、余裕を持つことができるんだ」
「町田が僕の獲得を強く望んでいたから、チームのプレースタイルをチェックしたんだけど、Jリーグでは珍しい戦術・スタイルを採用していて興味を持ったね。Jリーグのクラブは細かくパスを繋ぐイメージだけど、町田は韓国のようなスタイルだ。フィジカルの強さやプレー強度が高いという点で、韓国(のサッカー)に似ているよ」
また、ナ・サンホは同郷のFWオ・セフンやDFチャン・ミンギュについて「町田でチームメイトの2人とは、楽しい時間を過ごしているよ。言葉が通じるし、互いに要求できる。だからオ・セフンもゴールを量産できているんだよ」と、好意的なコメントを残したという。
プレー強度の高さやスローイン、ロングスロー、ロングフィードを武器に、昇格組ながらもJ1リーグ首位を走っている町田。ファウル数の多さやタックル、空中戦に拘る戦術を巡って議論が白熱することもあるが、開幕から3か月が経つ中、同クラブの実力は認められている。
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