出場できることに感謝
ーボランチでもプレーしたいという想いはありますか?
髙橋:試合に出られるのであれば、どこのポジションでも頑張ります。僕にとっては試合に出られないことが何よりも苦しいこと。いま、毎試合出場することで自分自身で積み上げを感じることができていて、そのサイクルの中にいられることがサッカー選手として幸せです。
ーサイドバック転向の転機を振り返ると、現状におけるご自身の感触は良いのでは?
髙橋:2023年の夏前はあまりチームがうまくいっていない状況でした。そんな中、いわきFC戦(J2リーグ2023シーズン第21節0-0)が控えている週の練習で、練習ボード上の右サイドバックに自分の名前が置かれていたんです。その前の町田ゼルビア戦(第19節0-2)と水戸ホーリーホック戦(第20節1-4)ではボランチとして出場していたんですけど、ボードを見た時に「もしかしたら、サイドバックあるな」と思いました。
サイドバックとしての経験はそれまで一度もなかったんですけど、チームの戦術は監督が明確に示してくれているので、どのポジションにどういった役割があるのか、ということは全部理解できているつもりです。あとは感覚と見え方と、サイドバックとしてのプレーの仕方を少しずつ学んでいくという形でした。特に坂さん(坂本將貴ヘッドコーチ)の存在が大きくて、試合ごとにフィードバックをもらいながら改善を繰り返してきました。まだまだ納得していなプレーは多いですけど、こうやって試合に出れていることに感謝しています。
「自分を信じて結果を残したい」
ーチームとしてやりたい形は共有できているように思います。なかなか白星が続かないことに歯がゆさは感じますか?
髙橋:感覚的には勝てるだろうという試合を落とす経験が今年も多いので、悔しさとかイラつきはもちろんあります。でも、そこを変えていくのは自分たちしかいない。毎試合の戦い方をチームとしても話しています。あとは最後のところですよね。僕らが何を言っても周りがどう感じるかはわかりません。それでも自分たちは毎試合精一杯やって積み重ねているので、これから良い方向に向かっていくと信じてやっていくだけです。
ー次節(第16節愛媛FC戦)への意気込みをお願いします。
髙橋:勝ち続けないと上は見えてこない。順位とかはあまり関係ないと思っています。連勝できなかったことは残念ですけど、次はホームで良い結果を残したいです。
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