日本代表MF鎌田大地はユベントスやクリスタル・パレスからの関心が報じられていたものの、ラツィオ残留を決断した模様。今月7日、イタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』が報じている。
鎌田はマウリツィオ・サッリ前監督のもと、ベンチ要員に甘んじていたが、今年3月にイゴール・トゥドール氏が監督に就任すると、新指揮官のもとでリーグ戦全試合でスタメン出場。序列が一変した一方で、複数のイタリアメディアは先月に「鎌田はすでに退団の意思を伝えている」と報じていた。
両者の契約延長交渉に関しては、イタリア紙『イル・メッサジェッロ』は今月6日に「ラツィオは3年間の契約延長という一方的なオプションを有しているが、鎌田は1年間の契約延長を要求」と両者の間に隔たりがあることを強調。「トゥドール監督のもとでの再起を図るとともに、1年以内にオリバー・グラスナー監督率いるクリスタル・パレスでのプレーを目指しているだろう」と、選手側の意向もあわせて伝えていた。
しかし、『コリエレ・デッロ・スポルト』は「鎌田はクラウディオ・ロティート会長に契約延長の意思を伝えた。トゥドール監督のおかげで、サッリ前監督時代とは考えが変わった」とリポート。契約延長の年数に関しては「3年間か1年間か、現時点では分からない」としている。
なお『イル・メッサジェッロ』によると、3年間の契約延長オプションが発動される場合、年俸は現在と同じ300万ユーロ(約4億9000万円)であるという。年俸アップを勝ち取るための駆け引きを繰り広げている可能性も取りざたされていただけに、両者の合意内容に注目が集まる。
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