かつて鹿島アントラーズでプレーしていた長春亜泰所属のブラジル人MFセルジーニョは、今年3月31日開催の中国1部リーグ戦で相手選手への侮辱行為により、厳罰処分を科された。
現在29歳のセルジーニョは、2020年1月に鹿島から長春へ完全移籍。中国移籍1年目の2020シーズンに、リーグ戦15試合中14試合のスタメン出場で3ゴール6アシストを挙げ、1部昇格に貢献すると、その後も中心選手として活躍。昨年3月に長春と新たに3年契約を結んだ一方、複数回にわたり負傷離脱していた。
コンディション不良により今季開幕から出遅れていたセルジーニョだが、3月31日の中国1部リーグ第3節で復帰。いきなりスタメン出場したが本来のパフォーマンスを発揮できず、試合途中に相手選手に向けて中指を立てていた。
中国サッカー協会の規律委員会は今月2日、セルジーニョに対して3試合の出場停止、罰金3万元(約63万円)という処分を科したと公式発表。復帰したばかりにも関わらず、思わぬ形で再び公式戦のピッチから遠ざかることになった。
なお、セルジーニョの今後については、中国『163新聞』が先月30日に帰化の可能性を報道。「セルジーニョ本人は来年1月に中国での5年目を迎えるため、帰化の条件を満たすことになる。彼は中国国内旅行の様子をSNSにアップするなど、中国での生活を気に入っている」とした上で、「中国代表をサポートできる」と綴っている。
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