DF中山雄太(ハダースフィールド・タウン)、DF藤井陽也(KVコルトレイク)など、負傷者が続出している日本代表。今月14日に北中米W杯アジア2次予選・北朝鮮戦の代表メンバー発表を控える中、DF冨安健洋(アーセナル)の復帰が報じられる一方、今度はDF伊藤洋輝(VfBシュツットガルト)に北朝鮮戦欠場の可能性があるという。
ドイツ紙『ビルト』によると、同選手は13日のトレーニング中に頭部を強打し、練習を途中で切り上げたとのこと。首や背中にも痛みを抱えているほか、めまいの症状もあり、チームドクターの診察を受けたという。くわえて同紙は「今後数日間のトレーニングでペースを落とす必要がある」とリポート。17日のブンデスリーガ第26節ホッフェンハイム戦の欠場を予想している。
日本代表の左サイドバックでは、AFCアジアカップの舞台で中山と伊藤が出場時間を分け合うなど、両選手のポジション争いが激化していた。そんな中、中山は今月2日開催のリーズ・ユナイテッド戦で左膝を痛めると、27分で途中交代。英メディア『ヨークシャーライブ』が8日に伝えたところよると、検査の結果、左膝内側靱帯損傷が判明。ハダースフィールドのアンドレ・ブライテンライター監督は会見で「中山雄太は今季の残り全試合を欠場する。大きな怪我で、(復帰まで)8週間から10週間かかるだろう」と、今季中の復帰が絶望的との見方を示したほか、森保監督も同選手の北朝鮮戦欠場を明言している。
『ビルト』の報道内容を踏まえると、伊藤は脳震とうの可能性があるため、少なくとも1週間程度は強度の高い運動を控える必要がある。そのため、少なくとも21日に国立競技場で開催の北朝鮮戦には間に合わない可能性が考えられる。
伊藤、中山両選手の不在も想定される森保ジャパンの左サイドバック。日本代表指揮官がJ1開幕節の名古屋グランパス対鹿島アントラーズをはじめ、Jリーグ公式戦の複数試合を視察しているだけに、Jリーガー緊急招集もオプションのひとつとして検討しているだろう。
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