Jリーグ ガンバ大阪

G大阪がウェルトン獲得へ。移籍金2億円減額でクラブ間合意か

パナソニックスタジアム吹田 写真:Getty Images

 ブルガリア1部PFCレフスキ・ソフィア所属FWウェルトン・フェリペは、ガンバ大阪への完全移籍が決定的である模様。チュニジア代表FWイッサム・ジェバリ、FW宇佐美貴史とポジション争いを繰り広げることになりそうだ。

 ウェルトンの去就を巡っては、今年1月6日にブルガリアメディア『スポーツライブ』は独自に入手した情報として「G大阪がウェルトンの獲得オファーを用意」とリポート。ただソフィアが移籍金400万ユーロ(約6億3000万円)未満のオファーに応じない可能性があることもあり、クラブ間交渉の難航が予想されていた。

 しかしブルガリアメディア『GONG』は今月7日に「ソフィアはウェルトンを売却する。日本のクラブから高額のオファーが届いている」とリポート。選手本人もG大阪移籍を望んでいるほか、2024年末までである現行契約の延長を拒否したこともあわせて伝えていた。

 するとブルガリアメディア『kotasport』は9日になって「ウェルトンのG大阪への移籍は99パーセント確実であり、来週にも実現する。彼は近日中に日本へ向かう」と報道。また『blitz』や『gol』によると、ソフィアは移籍金400万ユーロ(約6億4000万円)を要求も、契約期間が残り1年未満のため280万ユーロ(約4億5000万円)で合意。MF川辺駿擁するベルギー1部スタンダール・リエージュの提示額よりも高かったという。

 ブラジルとブルガリアの国籍を有するウェルトンは現在26歳、身長175cmで両利きのウインガー。2022年1月にブラジルのボタフォゴFCからソフィアへ移籍すると、欧州挑戦1年目から主力選手として活躍。翌2022/23シーズンにはブルガリア1部リーグほぼ全試合スタメン出場で2ゴール3アシストをマークしたほか、UEFAヨーロッパカンファレンスリーグ(UECL)予選でもプレー。左ウイングを主戦場とする中、今季もリーグ戦20試合中14試合のスタメン出場で3ゴール4アシスト。UECL予選では、元日本代表MF長谷部誠擁するアイントラハト・フランクフルトと対戦している。