明治安田J1リーグのサンフレッチェ広島は、2月に開業した新スタジアム、エディオンピースウィング広島で、浦和レッズとの開幕戦(2月23日)を迎える。チケットは6日の時点で完売が発表され、売買サイトで大量に転売されている状況だ。ファン・サポーターがSNSで多くの反応を示している。
Xでは「転売のチケットを取り上げて再販してください」「なんとかしてくれ」など、対策と再販売を願う声が多く寄せられている。広島はクラブ独自の公式サイトで入場券を購入するシステムを採用しているため、Jリーグチケット等に導入されているリセール機能が使用できない。それが原因で、一連の問題をさらに加速させていると指摘され、物議を醸している。
実際、チケット売買サイトには、浦和戦の入場券が定価の10倍以上で出品されているケースもあるようだ。令和元年には、特定興行入場券を不正転売することを禁止とする「チケット不正転売禁止法」が施行。違反した場合、1年以下の懲役若しくは100万円以下の罰金、又はこれを併科するということが定められている。
なお、2022年6月に川崎フロンターレが、同法に違反した被疑者が書類送致され検挙されたことを公式サイトで発表している。しかし、未だにこのような行為が後を絶たず、リーグや各クラブは対応に追われている。
2024シーズンから、念願のサッカー専用スタジアムでホームゲームを戦う広島。早急に対策が必要な問題に直面する状況となった。
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