
バルセロナへの移籍と最年少記録
ペドリに転機が訪れたのは、2019/20シーズン開幕前のプレシーズン期間中だった。バルサで2年間スカウトをしていた人物が、ラス・パルマスにすごい選手がいるとユースチーム運営者に報告。バルサ側は、トップデビューをまだ果たしていなかった選手の大金を支払っての獲得に懐疑的だったという。
しかし2019年9月、ペドリの2020年7月からのバルサ入団が発表された。移籍金500万ユーロ(約6億円)、ボーナスを含めると最大で2500万ユーロ(約30億円)での契約。ラス・パルマスは、逸材であるペドリを売り込まなければいけないほど、財政難が深刻だった。それまでにペドリの人気は国内に留まらず、PSVアイントホーフェン(オランダ1部)やバイエルン・ミュンヘン(ドイツ1部)など複数の国外強豪クラブが興味を示していた。
2020/21シーズンはバルセロナB(スペイン3部)に合流予定だったペドリだが、当時のロナルド・クーマン監督(現オランダ代表監督)がその才能に惹かれトップチーム合流を果たす。想定していなかったバルサは、ペドリの乗用車の用意もしておらず、初めは友人のタクシーでスタジアムまで通っていたそうだ。
かくして2020/21シーズン、わずか17歳でラ・リーガ開幕戦(2020年9月28日)のビジャレアル戦(4-0)でバルサのトップチームデビューを果たしたペドリ。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)フェレンツヴァーロシュ戦(5-1)では、クラブ史上3番目の若さでCL初得点を記録した。
最年少ながら卓越したプレー判断とオフ・ザ・ボールの質、ボールコントロールの巧みさでクーマン監督の信頼を掴み、不動のスタメンへと定着したのである。
バルサにとって欠かせない選手になっているペドリだが、決して順風満帆な道のりではなかった。そして2023/24シーズンは、度重なる筋肉系の負傷に苦しんでおり、肉体改造や食習慣の改善などに取り組んでいるものの長きに渡り戦線離脱を強いられている。
憧れのクラブでプレーする喜びは、どれだけ嬉しいものか。身体的な苦難と闘いながらレジェンド達が築き上げてきたバルサを今後どのようなクラブにするのか。今後のペドリにも引き続き注目だ。
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