Jリーグ

2024シーズン全J1クラブ戦力評価ランキング(5~1位)

横浜F・マリノス 写真:Getty Images

2位:横浜F・マリノス

計43点

  • 監督:7点
  • GKDF:8点
  • MF:9点
  • FW:10点
  • 継続性:9点

選手時代にはオーストラリア代表などで活躍したハリー・キューウェル氏が新監督に就任した横浜F・マリノス。昨季2位に導いたケヴィン・マスカット前監督は退任となったが、目指すサッカーが大幅に変わることはないだろう。クラブとしての継続性が近年の強みとなっている横浜FM。実際に、移籍市場でも退団加入ともに8人と、上位陣では小さな動きに留まった。

昨季は怪我人が相次ぎ層の薄さを露呈した最終ラインには、アルビレックス新潟からDF渡邊泰基、東京ヴェルディからDF加藤蓮を獲得。町田ゼルビアからGKポープ・ウィリアムや全北現代モータース(韓国)のMF天野純らも加え、各ポジションで選手層は厚みを増した。

昨季得点王のFWアンデルソン・ロペスにFWエウベル、FWヤン・マテウスらの両ウイングも健在で、キューウェル新監督のチーム作りが順調に進めば2シーズンぶりのリーグ制覇も可能性十分だ。


ヴィッセル神戸 写真:Getty Images

1位:ヴィッセル神戸

計43点

  • 監督:8点
  • GKDF:8点
  • MF:10点
  • FW:10点
  • 継続性:7点

昨季、悲願のリーグ初優勝を達成したヴィッセル神戸。DF酒井高徳やMF山口蛍、FW武藤嘉紀、FW大迫勇也など、日本代表や欧州で戦ってきた選手たちの存在がチームの意識を高め、上を目指す機運を生んだ。

また、以前のように世界的なスターを獲得するのではなく、Jリーグにフィットする人材を獲得するようになったことも、成就に繋がった要因ではないだろうか。今シーズンに向けてもその姿勢は変わらず、浦和レッズからDF岩波拓也、鹿島アントラーズからDF広瀬陸斗、セルティック(スコットランド)からMF井手口陽介、川崎フロンターレからFW宮代大聖などを獲得した。

吉田孝行監督は個性豊かな選手たちを見極め、最適解を導き出した。今季は昨季以上に個性が強まっており、その手腕が試される。

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名前椎葉 洋平
趣味:サッカー観戦、読書、音楽鑑賞
好きなチーム:アビスパ福岡、Jリーグ全般、日本のサッカークラブ全般

福岡の地から日本サッカー界を少しでも盛り上げられるよう、真摯に精一杯頑張ります。

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