14位:アルビレックス新潟
移籍・加入による戦力評価:D
主な移籍選手(OUT)
- DF田上大地(ファジアーノ岡山へ完全移籍)
- DF渡邊泰基(横浜F・マリノスへ完全移籍)
- MF高宇洋(FC東京へ完全移籍)
- MF三戸舜介(スパルタ・ロッテルダムへ完全移籍)
主な加入選手(IN)
- DF遠藤凌(いわきFCから復帰)
- MF宮本英治(いわきFCから完全移籍)
- MF長谷川元希(ヴァンフォーレ甲府から完全移籍)
- FW小野裕二(サガン鳥栖から完全移籍)
14位は、昇格1年目ながら2列目の選手の特徴をいかして昨2023シーズンを10位で終えたアルビレックス新潟。今冬の移籍市場では3人の主力がチームを離れた。2023シーズンにJ1月間最優秀ゴールを2回受賞したMF三戸舜介、ボランチの主軸だったMF高宇洋、センターバックへのコンバートを機にブレイクしたDF渡邊泰基といずれも中心選手だっただけに、彼らのマイナスは小さくない。
他方、2024シーズンに向けた補強も明確な「新潟らしさ」を貫くものとなった。ヴァンフォーレ甲府の背番号「10」MF長谷川元希を2列目に加え、身体を張ることが求められる1トップには2023シーズン9得点を挙げ起点となれるFW小野裕二を獲得。また、ユーティリティプレーヤーのMF宮本英治と期限付き移籍先でセンターバックとして経験を積んだDF遠藤凌の2名をいわきFCから加えた。
最前線の小野は大きなプラスだが、主力3人が抜けたポジションはややマイナス評価に。しかし、アビスパ福岡と比較すると移籍のダメージはやや少ないと思われ14位とした。
13位:東京ヴェルディ
移籍・加入による戦力評価:C
主な移籍選手(OUT)
- DF奈良輪雄太(引退)
- DF加藤蓮(横浜F・マリノスへ完全移籍)
- MF中原輝(セレッソ大阪へ復帰)
- MF北島祐二(アビスパ福岡へ復帰)
- MF長谷川竜也(横浜FCへ復帰)
主な加入選手(IN)
- DF袴田裕太郎(大宮アルディージャから完全移籍)
- MF翁長聖(町田ゼルビアから完全移籍)
- MF山田楓喜(京都サンガから期限付き移籍)
- MF永井颯太(いわきFCから完全移籍)
- MF見木友哉(ジェフユナイテッド市原・千葉から完全移籍)
- FW山見大登(ガンバ大阪から期限付き移籍)
13位は、見事プレーオフを勝ち抜いてJ1昇格を決めた東京ヴェルディ。新シーズンは16年ぶりのJ1復帰となるが、資金力ではJ1の他クラブと比べて大きく劣るため派手な補強は難しい。実際に主力のDF加藤蓮が移籍し、期限付き移籍で加入していたMF中原輝、MF北島祐二、MF長谷川竜也は所属元のクラブへ復帰となった。
それでも、可能な限りの戦力アップは叶った印象だ。DF加藤蓮が抜けた左サイドバックには町田ゼルビアからMF翁長聖、中盤にはジェフユナイテッド市原・千葉からMF見木友哉、左サイドハーフにはガンバ大阪からFW山見大登を獲得した。2023シーズンから変更がないためOUT・INに名前がなく評価には加えていないが、FW染野唯月とDF林尚輝の期限付き移籍延長にも成功している。
戦力はある程度アップしたといえるだろう。ただし、20番目の位置で昇格したことから分かるように、そもそもの戦力では他クラブの後塵を拝する。J1残留を達成するには選手の成長と城福浩監督の志向する攻撃的なサッカーの更なる浸透が欠かせない。
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