来たる2024年は日本代表が元日から始動する。AFCアジアカップ本戦を控えるなか、重要な国際試合初戦となるTOYO TIRES CUP2024の相手はタイ代表。元日という特別な日に行われる試合であると同時に、選手たちにとっては重要なアピールの場でもある。
代表活動では、欧州クラブに所属するいわゆる「海外組」がメンバーの大半を占める昨今の日本代表。元日マッチのメンバー発表は12月7日に予定されているが、欧州リーグはシーズン中であり日程的に招集できない選手がいることも考えられ、多数の国内選手がメンバー入りする可能性が大いにある。
ここでは、もし日本代表メンバー23名をJリーグからのみ選出するとどんなメンバーになるのか、各ポジションごとに予想し紹介していく。
GK(ゴールキーパー)
- 大迫敬介(サンフレッチェ広島)
- 前川黛也(ヴィッセル神戸)
- 小島亨介(アルビレックス新潟)
海外組を含めて熾烈な序列争いが繰り広げられているGK。国内のみに絞って選出するのであれば、すっかり常連となった大迫敬介を筆頭にリーグ初優勝を果たしたヴィッセル神戸を支える前川黛也、次いでアルビレックス新潟から小島亨介の名が挙がるだろう。
大迫はすでに代表で7試合に出場。東京五輪では谷晃生(FCVデンデルEH)に正GKの座を譲ったが、現時点では世代No.1に返り咲いたと言えよう。前川は11月の代表活動においてミャンマー戦で途中出場。念願の代表初出場を果たしている。試合展開から活躍する場面はなかったが、Jリーグで見せている安定感からすれば候補の1人としてカウントされるのは間違いない。小島は10月の代表活動で招集されたものの、残念ながら出場は叶わなかった。しかし、新潟ではセービング力に加えて足元の正確な技術も披露。後方からの組み立てでも貢献できるだけに、今後の選出が注目される選手の1人だ。
DF(ディフェンダー)
- 藤井陽也(名古屋グランパス)
- 角田涼太朗(横浜F・マリノス)
- 関川郁万(鹿島アントラーズ)
- 毎熊晟矢(セレッソ大阪)
- 半田陸(ガンバ大阪)
- 森下龍矢(名古屋グランパス)
- 初瀬亮(ヴィッセル神戸)
DFラインはサイドバックも含めて7名を挙げたい。まず、センターバックには、守備はもちろん自陣からの持ち出しやミドルシュートなど攻撃面も魅力の藤井陽也と、怪我に苦しむシーズンとなったものの出場すればビルドアップも含め安定感抜群の角田涼太朗。いずれも選出経験のある2名に加え、持ち前のフィジカル面の強さにプラスし、今季はカバーリング力や前線への供給力についても急成長を見せた関川郁万も候補と言えるだろう。
サイドバック右には、現在連続で代表に選出され攻守で存在感を見せる毎熊晟矢と、パリ世代の同ポジション筆頭候補である半田陸の2名。左にはクラブでも代表でも圧巻の運動量を見せた森下龍矢に加え、ヴィッセル神戸の初瀬亮を候補として挙げたい。セットプレーやクロスで見せる初瀬のキック精度は代表においても間違いなく武器となるに違いない。
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