サッカー日本代表「森保ジャパン」は、16日開催のFIFAワールドカップ北中米大会(北中米W杯)アジア2次予選ミャンマー戦で5-0と快勝。GK前川黛也(ヴィッセル神戸)がA代表デビューを飾っているが、日本代表OBの田中マルクス闘莉王氏は、J1首位の神戸からFW大迫勇也が選出されないことを疑問視。大迫の招集外について質問しないメディアにも苦言を呈した。
森保ジャパンではFW前田大然、FW古橋亨梧(いずれもセルティック)、MF川辺駿(スタンダール・リエージュ)、MF伊藤敦樹(浦和レッズ)が怪我のため不参加。MF三笘薫(ブライトン)もミャンマー戦前にコンディション不良で離脱を余儀なくされている。
そんな中で迎えたミャンマー戦では、前半だけで3ゴールを奪うと、森保監督は後半にMF佐野海舟(鹿島アントラーズ)、DF渡辺剛(KAAヘント)、FW細谷真大(柏レイソル)と追加招集組を投入。ミャンマーが一向に攻めないだけに、81分にはGK大迫敬介(サンフレッチェ広島)を下げて前川をピッチに送り出した。
闘莉王氏は19日の自身のYouTubeチャンネルを更新。森保監督が新戦力を相次いで試したことについて「この相手(ミャンマー)だったら、テストもされない感じ。ただ(新戦力を)招集すること自体は大事」と私見を述べる。
その上で「J1で首位を走っている神戸からゴールキーパーを招集しているが、じゃあなぜ大迫を招集しないのか疑問に思う。ちょっと何かなるのかなと思ってしまう。J1得点ランキングで首位の大迫を呼ぶべき。9ゴール差で2位の細谷を呼んだのに…」と、森保監督のメンバー選考に疑問を投げかける。
さらに批判の矛先は、日本のマスコミにも。闘莉王氏は「記者もちゃんと質問すべき」とくぎを刺した上で、「大迫に『なぜ代表に呼ばれないと思っているのですか』と聞いてほしい。大迫は本音言うんじゃないかな。俺なら言うけど」と述べた。
なお闘莉王氏は今年5月末に自身のYouTubeチャンネルを更新した際、6月の国際親善試合で代表落選の大迫について「外部からの情報」と前置きした上で、「森保監督と大迫にすれ違いがあったらしい」と、両者の確執を指摘。背景にカタールW杯での招集外を挙げていた。
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